忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー｜マフラー開発奮闘記

★よ〜し、完成！ まずはパワーチェック★

よ〜しっ！
ボックスからの排気の出入りを感じられる様になった。
この出入りが最大に感じられる位置を徹底的に探すんだ！

・・・・・・・
よ〜し、完成！
まずはパワーチェック！
・・・・・・・！
明らかにパワーの出かたに変化が出てきた！
音も低音の迫力が出てきた！
・・・・・・・！
いーね！

忠

★ボックス効果は効かないのか？★

あれ〜？
変化がない！　ボックス効果が全くない！
音も性能も全く変化無し。
DAEGにはボックス効果は効かないのか？？？？
お〜い。ボックスに穴を空けて排気の脈動がボックスまで伝わってるか確認してみな。
そうか！
穴から空気の出入りが感じられないのか？
よ〜し、ボックスに排ガスの流れをつなぐ、
バイパスパイプの位置を変更するぞ！

忠！

★やっと★

ついたついた！
PowerBoxDAEGにどんな効能を与えてくれるのか・・・。

忠

★どんなサイズがいいのか★

まずはPower Boxのお手並み拝見！
CB1100でPower Boxの効能は
音量が3dB下がって低速から全域でのパワーアップ。
DAEGではどんな反応が・・・・
パワー、サウンド、加速。
引き出すには、どんなサイズがいいのか・・・・

忠

★見た目はカッコいいがうるさくて走らない！★

巷の噂はホントだね！
MOTOGPタイプの小さなメガホンを装着すると、小さすぎて爆音がする。
短すぎてパワーも出ない。
音を抑えるために排気口を小さくする。
更にパワーが落ちる。
『MOTOGPタイプのメガホンサイレンサーは、
見た目はカッコいいがうるさくて走らない！』ということになるんだな・・・・。
でも、ここまでひどいと、このスタイルで本当に高性能で
合法的なマフラーなんて出来るのかな？

忠

★その性能の実力はいかがなものか★

とりあえず、基本的なデザインは決まった！
何も細工をしないで、音を規制値内に抑えた時、
その性能の実力はいかがなものかをチェックしてみる

忠

★何とかなるんじゃない！★

どこまでシンプルに、どこまでコンパクトに。
さらにGOODサウンド。
当然、政府認証の車検対応・・・・・！
何とかなるんじゃない！

忠

★徹底的に趣向をリサーチ★

スタッフがDAEG用のパワーボックスを開発するにあたり、
DAEGオーナーに直接会って徹底的に趣向をリサーチしてきたんだ。
今の時代、お客様が何に価値を感じているのかは本人に聞くのが手っ取り早いもんな！

忠

★DAEG用は年内に出るの？★

CB1100用PowerBoxの高性能ぶりを聞きつけた、
Kawasakiファンから問い合わせがひっきりなしなんだ。
DAEG用は年内に出るのか？って。
まだ、DAEG用を出すなんて、
一言もいっていないのになぜわかったんだろう？
俺が、オートプラザ大沢の社長からDAEGを借りてきたことを・・・。

忠

★ さてその結果は・・・ ★

　いや〜〜〜、本当に手こずったみたいだな。
あれからまったくおとさたなしで、ど〜おしたかと思ったぜ。
今回は5000rpm後半から盛り上がってきていたパワーを
もっと思いきり低い回転から炸裂させたんだ。
さてその結果は・・・。

　ほ〜う…、結構いいね！
さすがに3000rpmからって言うのは無理だったみたいだが、
3500rpmからしっかりパワーが炸裂している・・・。
かなり力強い。
そしてさらに回転を引っぱっていくと、
7000rpm手前から上乗せされたトルクと共に
グングンパワーが伸びていく。
これはそうとう面白いぜ！
ちょっとしたワインディングやストリートなんて、
完璧に1速から2速高いギアを選択したままで
ブッチギリで走ることが出来るんだ。
まさにボアアップ感覚だな。こいつはとてもよくできている。

　あとはこのもの凄い格好のマフラーを
バンク角・オイル交換・フィルター交換すべてをクリアして・・・
あっ、そうそう、11年の排ガス規制もしっかりクリアーさせて、近日中に新発売だ！
もうほんの少しだけ待っていてくれよな。

忠