忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2023~YZF-R125 編 其の弐

  • 投稿日時:2023年11月21日
  • カテゴリー:YZF-R125 23

★叩き台となるマフラーを完成させよう★

『気持ちイー!』トルクライン。
『気持ちイー!』走りを引き出すために 
以前のYZF-125用のデータを引っ張り出して、
ベストなパッケージを求めて、
まずは叩き台となるマフラーを完成させよう。

SP忠男開発チーム

 
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2023年~CRF250RALLY編 序章

★CRF250RALLY用パイプの問い合わせが激増している★

CRF250LのPOWERBOXパイプの完成を受けて、
俄かにCRF250RALLY用パイプの問い合わせが激増している。嬉しい。
車両もなんとか購入出来たし、すぐに開発始めま〜す。

SP忠男開発チーム
 
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2023~CRF250Lサイレンサー 編 其の壱

★心を入れ替えて一から開発をやり直します★

構造上、2022年モデルまでのサイレンサーが、
そのまま装着出来るんだ。
このまま共通で、製品化出来たら、
色んな面でコストが浮くもので、
ものすごくものすごく期待していたら・・・ 。

全然、気持ち良くない。
やっぱり、〜2022年と2023年モデルでは、
基本の特性が違うから、 トルクの出るタイミングを
〜2022年までのモデルに合わせたサイレンサーでは、
2023年モデルの特性にやはりトルクラインが繋がらないんだね。

ということで、心を入れ替えて一から開発をやり直します。
頑張ります。

SP忠男開発チーム
 
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2023~YZF-R125 編 其の壱

  • 投稿日時:2023年11月17日
  • カテゴリー:YZF-R125 23

★どんなことが、出来るんだろう・・・・★

このカウル、このマフラースペースで、
どんなことが、出来るんだろう・・・・
そんなことをワクワクしながら、考えている今日この頃です。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の七

★いざ走らせて見ると全然楽しくない。 ★

なんだこれは・・・・?
速い! スムーズ!
面白くない、普通の単気筒バイクになってしまった。
澱みなく回るエンジン、スムーズな加速。
GB350のトトトトって、いうパルス感。
のほほ〜んとした心地良さ。
それらが全くなくなった。

シャーシダイナモでは、綺麗なトルクラインを描いていたけど、
いざ走らせて見ると全然楽しくない。 
トルクラインをもっとフラットに仕上げないと、
せっかくのGB350の楽しさがスポイルされてしまう。
これでは全然だめだ。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の六

★かなり良い感じのラインを描いている★

更に4速40Km/h代のトルクを強化しようと、
パイプの太さと長さをあらゆるバリエーションを作ってみた。
シャーシダイナモ(出力特性測定器)に載せて計測すると、
かなり良い感じのラインを描いている。
楽しみだ

SP忠男開発チーム
 
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2023~CRF250Lサイレンサー 編 序章

★POWERBOXパイプに合ったサイレンサーを開発することに決めたんだ★

さあ、2023~CRF250LのPOWERBOXパイプが完成した。

おかげさまで、初回ロッドを装着されたユーザーの皆さんから
好感触のインプレッションが寄せられてきている、
嬉しい限りだね。

そのユーザーの皆様からこのPOWERBOXパイプの特性を
更に際立たせる POWERBOXパイプ用のサイレンサーを
早く出してほしいっていう要望が、日々増えてきているんだ。
そこで、せっかくそう言っていただいたので、
改めてこのPOWERBOXパイプに合った
サイレンサーを開発することに決めたんだ。
まずは叩き台として、〜2022年モデルのサイレンサーを装着して
開発の方向性を探ろうか。
乞うご期待。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の伍

★リズムに乗って気持ちよく走ることができる★

お〜! すごくよくなった。
スタンダードに比べ、かなり低い回転域から
フラットにトルクが向上されている。

トントントンって、ギアを上げていき40Km/h代の速度域で、
4速に入った時の回転の落ち込みが減った。
以前より、リズムに乗って気持ちよく走ることができる。

いいね、これ。
GB350の持ち味、ロングストロークで
少し重めのフライホイールが少しずつ活きてきたように感じる。
開発の方向性は間違っていないようだな。
この方向で開発を進めていこう。

SP忠男開発チーム
 
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2023~GB350 POWERBOX パイプ編 其の四

★丁寧にトルクラインを整えていくことが重要なんだ。★

GB350は基本最高出力が発生する回転数が5500rpmと極端に低い。
こういうエンジンは、過去の経験からみても
膨張室を設けて細かくトルク特性を
いじるような特性の引き出し方に向いていない。
トルク特性はセオリー通りパイプの長さと太さの組み合わせで、
根気よく、一速一速毎のギアに合わせ、
丁寧にトルクラインを整えていくことが重要なんだ。

特に今回の2023〜GB350の場合4速、5速と、
かなりハイギアードになっていて、例えば4速の場合、
60Km/hを超えてエンジン回転を上げていかないと、
速度が心地良く乗っていかない。
そんな風に感じるんだ。
これを少し低い回転域から、トルクラインを高め綺麗に整えることで、
45Km/hあたりから速度が乗っていくようにできたら・・・。

ロングストロークでフライホイールの重めのこのエンジンは、
4速5速でも広い速度域が使えるようになり、
生き生きと、そしておおらかで心地良い走りになっていく。
そんな風にイメージしているんだ。

今、純正の内径より少し太めのパイプに設定して、更に長めに設定してみた。
こうすることで、割りとフラットに高いレベルの
トルクラインを引き出すことが出来たんだ。
さあ、どんなふうに体感が変化するのか楽しみだ。
ちなみにこの写真の通りパイプの取り回しには、
デイトナ製エンジンガードとのマッチングを視野に入れています。

SP忠男開発チーム
 
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2023~CRF250Lパイプ編 其の拾

★パイプ一本変えるだけでこの性能だ★

最後はやっぱりBOXの容量と位置関係を散々探って、
しっかりと5000rpmと6000rpmの間の回転の澱みを解消してくれた。
うちの開発スタッフは最高だね!

これで、3000rpmから6000rpmまで、
秀逸なトルクラインがバッチリとつながった。
その結果走りが全く変わった。
オフロードでのコントロール性能が格段に向上した。
常にトラクションをかけながら走ることが出来る。
コーナーリングのスライドも右手に追従してくれるトルクラインのおかげで、
高いレベルで自由にコントロールが出来るようになった。最高に楽しい! 

低い速度域に軽快でトコトコ走れる秀逸なトルク特性。
中速域は逞しいトルクを活かして豪快に加速。
そしてそこから高速域に向けて、
レブリミッターに向けて上昇していく爽快なパワー。
また、高回転の余裕のパワーが、
ハイウェーの走行をも楽しくしてくれる。
これはいい、パイプ一本変えるだけでこの性能だ。
更に楽しい2023年CRF250Lに生まれ変わった
いいね!
思った通りの特性を持ったパイプが誕生した。

このすごく『気持ちイー!』性能を
2023~CRF250Lのオーナーのあなたには一度体験してほしいな。
試着用のPOWERBOXパイプかPOWERBOXパイプが、
装着された試乗車を用意するから絶対に体験してみてください。

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SP忠男開発チーム

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野山をお散歩感覚で走ることを目的としたPOWERBOXトレッキングタイプ(仮名)の開発ブログはこちらから 
 

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