忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2022~ テネレ700 編 其の壱

  • 投稿日時:2022年06月20日
  • カテゴリー:Tenere700 22

★排ガス対応の技術力って、すごいんだろうか・・・★

やっぱり、YAMAHAってすごいよね。
世界的に難関と言われているユーロ5の廃ガス規制を
通過させているにも関わらず、
走行フィーリングの質感が格段に向上している。
これって、SR400のファイナルエディションやセローの時にも思ったことだけど、
どんだけYAMAHAの排ガス対応の技術力って、すごいんだろうか・・・。

SP忠男 開発チーム

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2022~XSR900編 序章

  • 投稿日時:2022年06月14日
  • カテゴリー:XSR900 22

★SP忠男に最新のXSR900がきた★

すごいね、新車ラッシュだよ。
SP忠男に最新のXSR900がきた。
斬新なデザインでかっこいい。さあ、走りはどうだろう?
楽しみだ。

SP忠男 開発チーム

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2022~ テネレ700 編 序章

  • 投稿日時:2022年06月14日
  • カテゴリー:Tenere700 22

★触媒の位置が全く変わっているぞ!★

この前開発が終わったと思ったらもう新型が入ってきた。
触媒の位置が全く変わっているぞ!
最近海外からレース用のパイプが欲しいって、要望がすごいんだ。
少し興味があるかな

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾六

  • 投稿日時:2022年06月07日
  • カテゴリー:GB350

★こいつは本当に最高の傑作だ。 走り出した瞬間『気持ちイー!』★

気持ちイー!  本当に気持ちイーぞ! 
いやあ〜想像以上に時間がかかってしまった。
切っては繋ぎ、繋いでは切って、シャーシダイナモを回し、
走って、感じて、また切って・・・・
地道にパイプの太さを変え、長さを変え、気の遠くなる様な作業だった。
数百通りを超える組み合わせを試し、やっと力強く、
しかも綺麗に整えたトルクを引き出すことが出来た。
すごいね〜うちのスタッフはもう意地だよね。

当初の目標通り 4速40Km/h、そして5速50Km/h 
絶妙なトルクがGB350の重たいフライホイールをグングン回してくれるんだ。
それも絶妙なバランスで、強過ぎず弱過ぎず、
強すぎるとマルチのように味気ない走りになってしまう。
弱すぎるとスカスカで回転がアクセルについてこない。
こんな事を繰り返し、時間をかけて丹精に仕上げたこのトルクラインで、
最高に『気持ちイーGB350誕生だ!』

5速50Km/hから、しっかり右手でコントロール出来る逞しく雄大なトルクは、
スタンダードとは全くの別物。右手をほとんど煽らずに
予想通り田舎の道をトップギアにホールドでトトトト、
どこまでもどこまでも走りたくなる。
そんな心地良い走りを引き出してくれた。
また面白いのは、この回転域のトルクが強化されたことで
トップギアで60Km/hから最高速への回転の伸びがまさに爽快なった。 

こうなるとライダーにわかりやすい。
どこまでもどこまでも気の向くまま、
心の向くままに走り続けたくなるトトトト、最高の気分だ。

さあやっとやっと、GB350のPOWERBOXパイプが出来上がった。
こいつは本当に最高の傑作だ。 走り出した瞬間『気持ちイー!』
そして少し走ってまた『気持ちイー!』思わずから溢れてしまう。
この傑作をGB350オーナーの貴方には絶対試乗してほしいな、
快感体感試乗会ライドオンキャンペーンのお問い合わせはこちらから 

SP忠男 開発チーム

製品の詳細はこちらから

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GB350S編 其の壱

  • 投稿日時:2022年06月02日
  • カテゴリー:GB350S

★少し高回転型にパワーを振ってあげたいんだ★

なんだろう、この違いは・・・・
なんだろう?
GB350用に開発しているパイプをGB350Sにつけても気持ち良くない!
テンポ良くギアを変速出来ない。
なんだか、ワンテンポずつ遅れてギ、クシャク感満載なんだ。

これは低中速域のトルクはあまり上げないで、
トルクラインだけ整えて、
重たいクランクシャフトを超絶なバランスで回してあげる。
どちらかというと、少し高回転型にパワーを振ってあげたいんだ。
これがうまくいくと、GB350ともまた違う、
かなりちょっとスポーティーな爽快な走りになると思うんだ。
さあ、楽しみだね。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾伍

  • 投稿日時:2022年06月02日
  • カテゴリー:GB350

★トルクの強さとラインの上り角が今ひとつなんだ★

もう一歩、もう一歩なんだけどなぁ〜 
5速50Km/hからが、今一歩うまくフライホイールを回しきれていないんだ。
トルクが薄い・・・・。
5速60Km/hを過ぎるとかなり爽快な吹けあがりになってきたんだけど、
まだこれじゃあ、ダメなんだ。

田舎の道を50Km/h〜60Km/h付近で走る時に、
5速ホールド変速なしで、オートマみたいに、
トトトって、パルスを味わいながらおおらかな気持ちで、
愉快な気分で走りたいんだ。
それにはまだ少し5速50Km/hのトルクの強さと
ラインの上り角が今ひとつなんだ。気持ち良くない。

もうあれから、スタッフは色々な太さ色々な形状のパイプを切っては溶接し、
溶接しては切って、何十セット試作を作ってくれてるんだろうか。
そろそろ結論を出したいけど、でもやっぱり、これではだめなんだ。

SP忠男 開発チーム

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MT-07 2021~編 其の六

  • 投稿日時:2022年05月30日
  • カテゴリー:MT07 2021~

★回転域の特性がどうしても気に入らない★

あれからかれこれ4ヶ月、
ずっとこいつにかかりきり、かなり参った。
こんなこともあるさ
高回転域の特性がどうしても気に入らない。
気持ち良くならない。悔しい、
もう4ヶ月だ、切ってつないで伸ばして広げて 
ほぼ毎日、何百回シャーシダイナモ回して、
何百回試作を作っても、
ふぅ〜限界かな、、、
さあ、どおするか。

SP忠男開発チーム

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GB350編 其の拾四

  • 投稿日時:2022年05月25日
  • カテゴリー:GB350

★人間の感覚は機械では真似のできないほど敏感だ★

太い外径のパイプの中に膨張室を作るのはやめた。
基本的なセオリーを探求して、もう一度パイプの太さと、
長さの組み合わせで性能を突き詰めてみる
二重構造のため、製造が困難で
今まで使っていなかった太さのパイプも使ってみた。
さあ、どうだ?

今までと確実に反応が変わった。
今度はもうひとサイズ増やして、違ったパイプの太さの組み合わせをしてみる。

うん、全然違う!  
徐々に4速40Km/h、そして5速50Km/hに変化が現れてきた。
こうなると開発は楽しくて仕方がない。
ミリ単位とは言わないが、1cm単位で伸ばしたり縮めたり。

人間の感覚は機械では真似のできないほど敏感だ。
うちの開発チームは優秀だ。
時間はかかるが、一歩づつ一歩づつ理想なトルク特性に近づいている。
もう少しだ。もう少し。

SP忠男 開発チーム

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GB350S編 序章

  • 投稿日時:2022年05月24日
  • カテゴリー:GB350S

★『気持ちイー!』って感じにはならないんだ★

紆余曲折あったGB350のPOWERBOXパイプの開発もそろそろ佳境に入ってきた。
そこで一旦休止していたGB350SのPOWERBOXパイプの開発に戻った。
GB350から培ったノウハウは山ほどある。
ホンダのホームページを見てもGB350とGB350Sのスペックは
リヤタイヤのサイズ以外は、全く一緒???

でも走りは確実に違う。
サイレンサーの長さも違うからこの辺が性能に影響を及ぼしているのか?
いずれにしろ、GB350用に開発しているPOWERBOXパイプを付けても
全然、『気持ちイー!』って感じにはならないんだ。

なんとなく、GB350SはスポーツのSなのかGBの中でも
高速タイプに仕上げている様に感じるんだ。
GB350とは違うコンセプトを感じてしまうんだ。
また、たくさん乗り込んで開発の方向性を決めていこうかな。

SP忠男 開発チーム

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GB350編 其の拾参

  • 投稿日時:2022年05月24日
  • カテゴリー:GB350

★トルクラインが大きく乱れ全くいいところがなかったんだ★

あれから4速40Km/h、5速50Km/hのトルクを引き出そうと必死。
いつものようにインナーパイプとアウターパイプの間に
排気ガスの膨張室を作って色々調整している・・・・。
どうもダメだな。
この感覚は、セローのパイプを作った時に経験している。
セローの最終モデルのパイプを作る時に
BOX(排ガスの膨張室)を付けて色々特性をいじってみた。
この一つ前の車両では確実にBOXは豊かなトルクを引き出し、
整ったトルク特性を引き出すのにとても有効だった。
しかし最終型はBOXを付けると、トルクラインが大きく乱れ
全くいいところがなかったんだ。
だから、最終型のPOWERBOXパイプは、名前こそPOWERBOXって、
ついているけど、製品にはBOXが付いていないんだ。

今回のGB350もやはりこれと同じで膨張室はうまく機能しない、
機能しないどころかトルクが落ちてしまうんだ・・・・。
さあ、どうする?

SP忠男 開発チーム

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