忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

MT-09 2021~ 編 其の参

  • 投稿日時:2021年10月29日
  • カテゴリー:MT09 2021~

★1500rpm付近に案外キーワードが、ある気がしているんだ★

MT-09は全開で走ると最高にエキサイティングで気持ちイー!
だけど、1500rpm付近は、ビッグバイクらしい大らかさにかけている気がする。
ヨーロピアンライダーは、昔からこの辺はあまり気にしていないようで、
大体ヨーロッパをメインターゲットにしたマシンは、こういう傾向だと思う。
今、同時に開発をしているMVアグスタのブルーターレなんて、
もっと全然極端だ。別に中高速が楽しいから良いのだけれど、
日本で、MT-09がもっと可愛がってもらえるためには
1500rpm付近に案外キーワードが、ある気がしているんだ。
この回転域のトルクを綺麗に整えて、ライダーの意思と
エンジンの周り方がうまく同調してくれると、
ライダーの緊張が一瞬でほぐれ、マシンとの一体感がとても高まるんだ。
これが、SP忠男のマフラーというか、エキゾーストパイプの創り方なんだよね。
うちのファンはここをすごく高く評価してくれるんだ。

なんか、少し開発の方向性が見えてきた・・・。楽しみだね。

SP忠男開発チーム

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『Ninja250/400』 に関する重要なお知らせとお詫び

  • 投稿日時:2021年10月27日
  • カテゴリー:お知らせ

日頃より弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、弊社より販売しております製品の一部におきまして、
『性能等確認済表示プレート』(通称:政府認証プレート)の印字ミスが、
あったことが判明致しました。

対象となる製品:
カワサキ 2018- Ninja250 / 400 パワーボックス ・メガホン(スリップオンサイレンサー)

適合車種:
カワサキ 2018- Ninja 250 (車輌型式:2BK-EX250P)

カワサキ 2018- Ninja 400 (車輌型式:2BL-EX400G)

SP忠男商品コード:
NI2-PB-31

JMCA認証番号:
JMCA1018021190

具体的な内容としましては、
プレートの刻印二行目の型式表示に誤りがあります。

(誤)ER400GE / EX250PE

(正)EX400GE / EX250PE

特に2018- Ninja 400 (車輌型式:2BL-EX400G)におきましては
プレート刻印の誤りを理由に車検が通過できなくなります。

現状では印字ミスの対象となります製品の販売時期、販売先の特定が困難な為、
お客様には多大なご迷惑をおかけ致しますが、
プレートの刻印に誤りがある製品につきましては、
弊社まで製品をお送りいただきましたら、
無料にて正しいプレートに交換させていただきます。

【お送り先】
〒111-0033
東京都台東区花川戸2-16-1 金泉ビル305
TEL : 03-3845-2010
(有)スペシャルパーツ忠男 認証プレート交換係

※往復の送料は弊社にて負担致します。送料着払いにてお送り下さい。
※最近輸送中の破損が増えております。
製品にダメージを与えない様なしっかりとした梱包をお願い致します。
梱包後に箱を振っても中身が踊らない様に緩衝材をしっかりお詰め下さい。
輸送中の破損につきましては弊社では保障致しかねます。

お客様には多大なご迷惑とお手間をおかけ致しますが
何とぞご理解とご協力を賜わります様
よろしくお願い申し上げます。

(この件につきましてのお問い合わせ先)
スペシャルパーツ忠男 マフラー営業部
TEL : 03-3845-2010

2021~NMAX125篇 其の弐

★エキゾーストパイプを長く長く、伸ばしてみた!★

この、しっかりした車体を軽快に
グングン加速させる豊かなトルクを引き出そうと 
エキゾーストパイプを長く長く、伸ばしてみた!
さあ、どうかな。

SP忠男開発チーム

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2021~NMAX125篇 其の壱

★ちょっと群を抜いているかも・・・。★

多分、このクラスで一番完成度が高いかな!
イメージとしては、あのTmaxのようなフレームの剛性感、
そして、一切澱みのない完璧な出力特性、ちょっと群を抜いているかも・・・。

こういうマシンの開発の場合は、あえて高速だけを強化するとか、
低速を強く引き出すとか、一旦突出した特性で、
バランスを崩してから、改めて整えていくんだ。
取り急ぎ低速のトルクを強く引き出してみよう。

SP忠男開発チーム

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CRF250 RALLY 2021〜編 其の七

★上の回転の伸びていく感じが、全くないんだ★

う〜ん、このマシンCRF250Lとの使い方の違いは、
もう少し、ラリーの方が、旅志向なんだよね。
そうすると、もっと高速域の清々しい回転が伸びる感じが欲しいよね!

今は低い回転域のトルクラインに気を使いすぎて、
6000rpmくらいから上の回転の伸びていく感じが、全くないんだ。
ここもちゃんとしておかないと、本来のラリーの良さが生きてこないよね。
結構、難しいじゃん。やり甲斐があるね!

SP忠男開発チーム

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MT-09 2021~ 編 其の弐

  • 投稿日時:2021年10月19日
  • カテゴリー:MT09 2021~

★これ以上の性能を引き出すのはかなり難しいよね★

こういった完璧なバランスのマシンは、開発の方向性を見出すのがとても難しい。
とはいえ、このマシンは過激だ!
ある回転数にフラットなトルクを引き出して、より広い範囲で楽しめるように、
今以上に日本の道を愉快に走れるように、色々探ってみたいと思う。
やるだけやって 方向性を探ってみよう。

しかし、このマシンスタンダードが、
車体に合わせて特殊な形状で容量を稼いでいるから、
これ以上の性能を引き出すのはかなり難しいよね。
さあ、どうしようか。

SP忠男開発チーム

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CRF250 RALLY 2021〜編 其の六

★うまく仕上げれば谷をうまく消せそうだ★

テストライドした中に部分的ではあるが、とても気持ちイー!特性のパイプを発見した。
トルクラインは現行CRF250Lのものとは似ても似つかない、
グラフ上は全然いけてないラインだ。
しかし、実際の走りと照らし合わせてにみると、
とても理にかなった特性に仕上がっていたんだ。奇跡だね。
走り出した瞬間、CRF250 RALLYの大きな車体にベストマッチングな雄大で大らかな、
悠々とどこまでもどこまでも、走り続けたくなる気持ちになれる、そんな感じだ。
この特性が、クラッチを繋いだ瞬間、ライダーをほっ、とさせるんだ。
これこれ!この特性がpowerboxパイプには大切なキーとなる特性なんだ。
特にライダーとマシンの信頼関係を生み出す、2500rpmから3000rpm付近の俺たちが、
セローの領域と言っている域のトルク特性が、ひとまわりたくましくなって、まったく理想的だ!
そして、この特性は高めのギアを選択し、
ダートをトコトコお散歩気分で走るのに適した絶妙なトルクラインだ。
あと少し、5000rpmに繋がるトルクラインをうまく仕上げれば谷をうまく消せそうだ。
まあしかし、完璧ではない。
あくまで原石の状態なので、まだまだ楽しい開発が続きそうだ。

SP忠男開発チーム

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MT-09 2021~ 編 其の壱

  • 投稿日時:2021年09月28日
  • カテゴリー:MT09 2021~

★今のところ全く不満が見つからない★

小川くんのMT-09、慣らしも終わったし開発開始!
まずは、スタンダードで走って感じてみた。
あれれ?なんだかまったりしてるぞ、なんだぁ〜?
そうか、パワーモードが4って、
1番パワフルかと思いきや、最もまったりモードだった!

今度は3、2、1と数字を下げていく、このマシンに最もしっくりくるのは1、もしくは2、だな。
いままでのMT-09だと、Aモードはスパルタン過ぎて乗りづらかった。
しかし、21モデルは全く違う。
圧倒的にパワフルになっているのに、ちゃんとコントロールが、出来る。
出力特性が上質なんだ。見事だ、ハイエンドマシンの仕上がりだ。

サスペンションもとてもいい動きだけど、基本硬い。
少し馴染むまで時間が必要か?
今のところ全く不満が見つからない。さあ、困った・・・・。

SP忠男開発チーム

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MVアグスタ BRUTALE 800 ROSSO編 其の壱

★トルクラインが不安定で、ライダーを神経質にさせてしまう★

SP忠男浅草店、小山内 綾店長の愛車、BRUTALE 800 ROSSO
本人めちゃ気に入っていて、中々開発に貸してくれない。
彼女の休みの時に、こっそり借りて乗ってみた。

加速感・サウンド全てに気持ちイー! やっぱり日本車にはない特別な乗り味だ
奴は、こんなスパルタンなマシンに乗っているのか。
しかも、何故かブレーキレバーにネイルまで、おっしゃれ!

しかし、このマシーンやっぱりヨーロッパ生まれだけあって、
わがまま、ヨーロッパの速度域で開発されているから、
日本の速度域では割と回転を合わせづらい。
このマシンが日本国内でさらに可愛がったもらえるために、キーとなる回転域がある。
この回転域のトルクラインを端正に仕上げて上げることで、
このスパルタンな特性を日本でも爽快に使いこなせるようになる。
ツーリングだってOKだ。そんな気がするんだ。

そもそもこのマシン、800ccもあるから極低速域のトルクは充分すぎるほど有る。
だけど、その回転域のトルクラインが不安定で、ライダーを神経質にさせてしまう。
多分ツーリング先で渋滞なんかに合ったらクラッチの断続で、
疲れて置いて帰って来たくなるじゃないかな、きっと。

逆にこの回転域をライダーの意思どおりに反応する様に仕上げることができたら、
ライダーとBRUTALE 800 ROSSOの一体感というか信頼関係が瞬時に築くことが可能だ。
なんとかしたいな、なんとか!

SP忠男開発チーム

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CRF250 RALLY 2021〜編 其の伍

★特徴的な特性を示す数本のパイプが出来上がった★

開発チームは深い迷路に入り込んでしまった様だ。
シャーシダイナモ(出力特性を測定機械)を基準に
理想の走りを想定していくつもの試作を繰り返している。

パイプの太さ全長、太いパイプと細いパイプの長さの割合、を何度も何度も作り替えて・・・・・
しかし、想像している様な、理想的なパワーラインは浮き出てこない。

その中で特徴的な特性を示す数本のパイプが出来上がった。
計測上のトルクラインは決して褒められた様なラインではない。
しかし、手詰まり、このままでは開発が先に進まない。
一旦、テストライドをして、この数本のパイプから今後の開発方針を決めるとするか。

SP忠男開発チーム

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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

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