~2022年GB350 POWERBOXパイプ(ナロータイプ編)其の参
- 投稿日時:2024年08月26日
- カテゴリー:GB350 ~22 PIPE
★心地よく追従してくれるようになる★
いいね、2023年〜以降のPOWERBOXパイプはかなりいい。
スタンダードパイプの場合、全体的にトルク感が薄く、
交通の流れにあわせて速度を上げていくと、
かなりアクセル開度を広く開けなくてはいけない。
特に40Km/hくらいで走行中に前を走る車が速度を上げた場合、
全開まで行かないまでも8割型アクセルを開けていかないと、
思ったように追従できない。
そこに 2023年〜以降のPOWERBOXパイプのナロータイプを装着してみる。
すると、これはあくまでフィーリングだけど、
同じような速度調整をアクセル開度3割から4割程度で、
心地よく追従してくれるようになる。
これはいい、これはかなりのストレス軽減につながると思う。
悪くない
SP忠男開発チーム
★XSR900GPはそれ以上だね。★
なんだ?このナチュラルな感覚はものすごく好印象。
並行して開発をしている2024MT-09は、
MT-09史上、最も上質でフレンドリーなトルク特性に仕上がっているなって、
思っていたらXSR900GPはそれ以上だね。
ロングスイングアームで優雅に仕上げられた、
コーナーリング特性ととてもよくマッチしている。
必要以上に加速感重視のエキサイティングな方向に振っていないところが、
XJRのような特性を踏襲していてとても良い。
ストリートからワインディングまでかなりのペースで走っても
いつも平常心でいられるところがとても良い。
先日、出来上がった2024MT-09の試作のマフラーと
通じるところが有るなって感じている。
いいね、 XSR900GP 良いマシンだ。
SP忠男開発チーム
★サブチャンバーを付けて、特性をいじることはしたく無かったんだ★
難しい、本当に難しい。
ピンポイントで、トルクラインを整える際には、
パイプの途中にサブチャンバーを付ける。
その取り付け位置で、特性をいじるのが常套手段だけど、
このRoyal Enfield CLASSIC 350 のシンプルな造形美を考えると、
そのマシンに装着する、POWERBOXパイプも可能な限り、
シンプルな構造で本質的な造形美を持った製品に仕上げたい。
だから、サブチャンバーを付けて、特性をいじることはしたく無かったんだ。
そのために開発スタッフは苦しんだ。
何度も何度も設定を変えて試作を作り込んだ。
基本的にはいじることが出来るのは、触媒の入っている膨張質を兼ねた、
ケースの微妙な容量と前後のパイプの長さと太さだけ。
細かいフィーリングにこだわり、何度も何度も純正と比較しながら、
これを延々と設定を変え50Km/hから60Km/hにかけて、
綺麗なトルクラインを引き出し、『気持ちイー!』って、
ライダーが感じる特性を徹底的に探ったんだ。
シャーシダイナモでの測定と実走行を繰り返しながら理想に向けて
大切なのはライダーが思わず『気持ちイー!』 って、いう言葉を発してくれるか。
求めるものは、ただそれだけだ。
SP忠男開発チーム
★綺麗に整った時の走りを想像すると、なんとかしたい★
前回の試作をシャーシダイナモ(出力特性測定器)で、
計測してわかったことは、40Km/hから50Km/hにかけて、
トルクが落ちているわけではなく、
この間のトルクラインの形状に問題があることがわかった。
そこで、今度は40Km/hから50Km/hにかけて、
更にトルクを上げながら、トルクラインを少し、
フラットに仕上げることを目標に徹底的にいじってみた。
このシンプルなパイプのどこをいじるとピンポイントでトルクを上げられるのか。
50年にも及ぶデータの蓄積を元に仕上げて行く。
今回は触媒の後方に創った膨張質の容量と、
テーパーに絞り込み角度を中心に攻めてみた。
さあ、結果は?
なるほど、方向性は合ってるね。
純正にあった、40Km/hから50Km/hの心地良いトルク感は戻ってきた。
その上で、純正には無い60Km/hからの爽快な回転の伸びも健在だ。
Royal Enfield CLASSIC350を日本で気持ち良く走らせるためには
この速度域の爽快な伸びは欠かすことが出来ないんだ。ここはいいぞ。
あとは最初から気になっていた、
50Km/hから60Km/hにかけてのトルクライン。
ここにわずかな谷が発生していて、
右手とエンジンの連動感が保てないんだ。
そう、このトルクラインのせいで50Km/hから加速をしようとすると
アクセル開度がかなり大きくなってしまう。
これで日本の交通の流れの中で、
Royal Enfield CLASSIC350の心地良さが冷めてしまうんだ。
今の状態でもスタンダードよりかなりよくなってきているけど、
50Km/hから60Km/hこの間のトルクラインが、
綺麗に整った時の走りを想像すると、なんとかしたい。
このままでは、我慢で出来ないんだ。
SP忠男開発チーム
★意思疎通が出来ているような心地良さが生まれてきた★
エキゾーストパイプの調整を繰り返して、
30Km/h~50Km/hの速度域に強くトルクを引き出して、
エンジンがライダーの右手の動きをなぞるように秀逸なトルクラインに整えた。
これにより車体が軽快に前に出るようになったのと、
それ以上にライダーとの一体感が
まるで意思疎通が出来ているような心地良さが生まれてきた。
いいね、すごく気持ちイー!
50Km/h手前の速度域ですでにVVAが効いているかのように
アクセルに対してのエンジンの追従性が素晴らしく良い。
ほんのわずかなアクセルの開度で、
前を走る車両に気持ちよく車速を合わせていけることが出来る。
これによるストレスの軽減はものすごく大きい。
更に70Km/h手前から強力なパワーを引き出し、
VVAを更にサポートして、車速をどんどん伸ばしてくれる爽快だね。
この速度の伸びは 気持ちイーよ。
これでOKだ。
この気持ち良さは、絶対に
X FORCE ABS(8BK)オーナーのあなたに体験してほしいな。
また、いつものように試着用のマフラーを用意するので、
機会があったら、ぜひ体感してみてみださい 。
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SP忠男開発チーム
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★40Km/hから50Km/hの心地良さを取り戻さないといけないね★
すごいね! ここまで大きく反応するとはね。
このマシン結構いいポテンシャルを持っているのかもしれないね。
通常叩き台の一本目で、ここまで見事に変化する車両ってそんなに多くないんだよ。
で、どう変化したかって?
それが、すっごく高回転型のマシンに・・・ 。
スタンダードのRoyal Enfield CLASSIC 350は、
一番気持ちの良いところで、無意識に走っていると
大体、50Km/h前後の速度帯で走っていることが多いように感じる。
それがこの試作のパイプを装着すると、
60~70Km/hで走っている時がちょうど良い感じ。
でも問題は40Km/hから50Km/hの速度域が、心地良く無くなった。
めっちゃ速いけど、そこには情緒のかけらもない。
ただ速いだけで、全く気持ちの良くないRoyal Enfield CLASSIC 350だね。
まあ、このパイプのおかげで、どこをどういじると
60Km/h~70Km/hの速度域にパワーを引き出せるか、傾向がわかった。
次はもう少し、トルク出るタイミングを引き下げて、
40Km/hから50Km/hの心地良さを取り戻さないといけないね。
さあ、このパイプのどこをいじろうか。
SP忠男開発チーム
★どの速度域からでも自由にコントロール下における。★
試作に変更を加えると、その都度特性を確認するためにスタンダードに乗ってみる。
そしてつくづく思う、 いいバイクだって。
400とは思えない速さを演出したような危うさを感じるスリリングな走り。楽しいね。
このある意味、危うささえ感じるスリリングな走りは、ZH2とかにも共通する演出だ。
わざとトルクラインに起伏を作り、不安定なフィーリングを引き出しているように思う。
ライダーはこの起伏にいつも神経を張り詰めながらマシンをコントロールする。
そして、8000rpmからレッドゾーンへとアドレナリンを噴出させながら
強烈に速度を上げて行く。 そんな風に感じている。
すごくエキサイティングで楽しいけど、毎日だと少し神経が消耗するかも。
特に4000rpm位から7000rpm手前くらいかな、
POWERBOXパイプは、この回転域に逞しいトルクを引き出し、
更に端正にトルクラインを整えてみた。
7000rpm付近に発生していたライダーをナーバスさせるトルクの谷も綺麗に整え、
ライダーがいつでもエンジンの次の動きをイメージ出来、
どの速度域からでも自由にコントロール下における。
右手をエンジンが、忠実に追いかけて行くそんなイメージにもこだわってみた。
スタンダードの7000rpmを超えて、レッドへと一気に昇って行くパワーにあまり不満を感じていない。
ここの領域は、またサイレンサーを作るときに考えればいい。
今はいかに究極のラインディングを平常心で楽しめるか。
これは4000,5000,6000rpmこの回転域のトルクラインにかかっている。
あっ、そうだ!マシンとライダーの一体感の前に
ZX-4R/RRとライダーの信頼関係を高めるのに2000rpm付近のトルクも整えた。
クラッチを繋いで走り出した瞬間、スタンダードには無い不思議な安心感を引き出してある。
コーナーが楽しい。常に不思議な安心感に包み込まれる。
決してエキサイティングではない。
でも、どこからでも安心してアクセルを開けられるので結果速い。
かなりのペースで、丸一日走ったけど全然疲れが違う。
良いんじゃない、すごく良いんじゃない!
良いよ、完成だね。すごくいい出来だ。
最近のkawasakiらしい、何となく危うさを感じるエキサイティングな走りが好みなライダーには、
このパイプはお勧めしない。
普段は3500rpm~6000rpmを使って、完成されたZX-4R/RRのフレームや
足回りを思う存分動かして走りを楽しむ。
あなたを疲れさせない、懐の深いトルク特性を活かして、
リッタークラスのマシンと、かなりロングなスポーツツーリングなんてこともかなり楽しいかも・・・
完成だ。
このすごく気持ちイー!POWERBOXパイプも
快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで試着できるように準備しておくから、
ZX-4R/RR乗りのあなたには、一回体感して欲しいな。待ってるよ。
SP忠男開発チーム
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