BMW G310R編 其の壱
- 投稿日時:2019年07月11日
- カテゴリー:G310R
★一体構造でエキパイもサイレンサーも外れない★
我が社にBMW G310Rがやってきた。
仲間の成くんの愛車だ。
ずいぶん以前にG310Rを買うから
マフラー作ってくださいってリクエストをもらっていたんだ。
触媒までいじると開発や製品のコストが大変で、
とてもこのクラスの市場に出せる価格帯では作れない。
エキパイだけ外れればエキパイを
それがダメでもサイレンサーの部分だけを作ろうって決めていたんだ。
しかし、現車を見てみるとなななんと、
マフラーは全て一体構造でエキパイもサイレンサーも外れない。
そんなに多くの台数が国内で売れている訳ではない
排出ガス規制に対応するための開発に、
とても厳しく高額な二輪車モード試験、
製品には大容量で高価な触媒が必須などなど、
初めから黒字は見込めそうにない・・・・・。
ど、どうする?
★エンジン回転の上昇とリンクしていない★
久しぶりにラグジュアリータイプのビッグスクーターに乗るって感じだな!
昔のビッグスクーターは加速走行騒音の規制に合わせるためか
40Km/h付近に加速が鈍る傾向があり、
これが通常の走行でとても不快に感じ、
この速度域の改善が開発の重要なポイントだったけど、それも昔の話だ。
今はこの速度域でも綺麗にトルクーバンドが続いている。
素晴らしい完成度だし、ここのところ色々開発を試みている
他の250スポーツバイクやネイキッドと比べても遜色のない速さだ。
これは楽しい。
ただ、開発チームに言わせるとまだ変速機系のあたりが付いていないせいか
70Km/hあたりからの加速がエンジン回転の上昇とリンクしていないようで
少し不快を感じるそうだ。
なるほど言われてみればそうかもしれない。
要はプーリーと言われている変速系に少し時間をかけて走って
あたりをつける必要性があるってことだ。
さあ少し距離を走ってみるか。
★6000rpm以上を常時使って走る気にはなれないかな★
なんだか最近ホームページ経由で2018Ninja250用のPOWERBOXパイプを
開発してほしいっていうメールが急激に増えているんだ.
あれあれ?2018Ninja250用のパイプってまだ作っていなかったけか?
それはまずいな・・・.すぐに作ろう!
まずは久しぶりにスタンダートの2018Ninja250に乗ってみるか。
いいねぇ、よく出来ているねこのマシン。
何気に少しペースをあげて走っていると4000~6000rpmをよく使う。
まあそれ以下の回転域3000~4000rpmも
割と使い勝手が良くて不快ではないね。
うん、いいよ。いい出来だね。
6000rpm以上の伸びも悪くはないけど、
相当気合を入れていかないと6000rpm以上を
常時使って走る気にはなれないかな。
なんでだろう?
久しぶりに2018Ninja250乗ったフィーリングは
開発チーム全員がこんな感じで一致した。
最近このクラスの色々なマシンに乗ってきて、
少し感じているところが、変わってきているようだ。
最新の趣向を取り入れて最高に気持ちイー! POWERBOXパイプを開発するか。
★POWERBOXパイプが装着されたYZF-R25その比ではない★
本当にうちの開発担当者の感性と努力はすごいと思う。
とうとう、2000rpmの不安定感と5000rpm付近のパワーの谷を解消したね。
走りはさらに爽快だ!
元々それほど高いピークパワーを持たない2019年YZF-R25だけど、
国内を走らせた時の完成度は最強だと感じていた。
しかし、POWERBOXパイプが装着されたYZF-R25その比ではない。
排気量を関係なしにこのPOWERBOXパイプが装着されたYZF-R25を欲しいと思う。
これだけ気持ちイー! パワーと走りは、他にはないね。
しかし、これだけ全てにおいてこだわった作りだ。
製造にも相当高いコストが要求される。
一体いくらになるのだろうか・・・・・。
まあ、担当にも言ったけど、こだわりすぎてそれなりに高くて
簡単に買えるような価格の製品にはならないと思うが、
走りの爽快感は賞賛に値するすごい。
このPOWERBOXパイプが装着されたマシンをもって、
快感体感試走会ライドオンキャンーペーンに
試乗できるYZF-R25を持っていくから、
ぜひ冷やかし半分の興味本位で乗って欲しいな。
★こだわっているのは走りの質感なんだそうだ★
いつも良く使う速度域のトルクを更に向上させて出力もしっかりとアップさせた。
まさに気持ちイー!
あの純正の文句の付け所の無いと思っていた特性を
更に心のそこから気持ちイー! って、感じる領域までもって来ることが出来た。
あと少し、2000rpm付近の若干不安定な感覚の改善と
5000rpmから上の回転への繋がりに開発担当は不満があるそうだ。
こだわっているのは走りの質感なんだそうだ。
確かに今でも走りに余裕があって、
かなりいいオートバイを走らせている感じが生まれてきている。
担当は集合部の容積と形状をさらに探求したいらしい。
ここまで来ると仙人の世界だ。
本当に変わるのか、まあ彼らがやりたいところまでやってもらおうか。
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