Z125 PRO | 忠さんのマフラー開発奮闘記

★容量によって性能が全然違うんだ★

更に高速域を引き出すためにサイレンサーテーパー部の容量を
何種類か作って試してみた。
これが結構面白い。

容量によって性能が全然違うんだ。
とりあえず、今回のテストでベストのサイズはわかった！
高速の伸びはバッチリだ。

忠

★５ｍｍ単位で変更し、作っては乗って乗っては作って★

高速域の回転の伸びがイマイチ淀んだ感じなんだ。
クリアーに気持ち良く伸びていかないんだ。
しかし、パイプの長さだけを調整していくと
確かに高速の伸びはクリアーになるんだけど
今度は中速のパワーが落ちて回転がうまく繋がらなくなるんだ。
そこで今度は、このループした一本のエキゾーストパイプの太さを
途中で変えてエンジン側を細くサイレンサー側を太く
そして、この長さも細い方を長くしたり短くしたり、
太い方を長くしたり短くしたり色々仮説を立てながら
５ｍｍ単位で変更し、作っては乗って乗っては作って　
一生懸命繰り返したお陰で、だんだん理想に近づいてきた。
いや〜、もう本当にうちの開発スタッフには頭がさがるね！

忠

★何かが違う・・・・★

かなり良いところまで来ていんだが
イマイチ気持ちよくないんだ！
なんだろう？　

加速は悪くない。
坂道でのギアのつながりもほぼパーフェクト。
しかし何かが違う・・・・。
何だろう？？

忠

★４stミニはSP忠男の中でもかなりの得意分野なんだ★

４stミニはグロムでも高い評価をいただいている通り
SP忠男の中でもかなりの得意分野なんだ。
特にワイドな出力特性が必要とされるZ125PROのように
４速ギアのマシンには開発スタッフが、
すごい闘志を燃やしてくれるんだ。
　
今回もあっという間に形を決めて
絶妙なパイプの長さを探りながら毎日楽しそうにやってるぜ！！

忠

★パイプをループさせて長さを稼ぐんだ★

ショートのデザインで豊かなトルク！
４速しかないギアで楽しく走ろうと思うとどうしても
思いっきり回転を引っ張ってからギアチェンジをしないとうまくつながらない。
これでは気持ちが冷めてしまう。
熱い走りに対応出来るすごいマフラーを作ってやるぜ。
そのためにはまず、トルクを上げるためにパイプをループさせて長さを稼ぐんだ。

さあどんな性能になるか楽しみだ！

忠

★すごいマフラー作ってやるぞ！★

世界でNo1のMSLゼファーの藤木社長が、
日本の2輪業界を思いっきり元気にするために
まずは、原付2種から火をつけようって！
マフラーも元気のいいやつを作ってくれとマフラーの開発用に貸してくれた。
さすがMSL藤木社長。太っ腹！
よ～し、すごいマフラー作ってやるぞ！

忠