忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の伍

★サイレンサーの全長を根本的に変えてみた★

シフトチェンジの度に、どんつき感が出る。
クイックシフトを使えば誤魔化せるけど、それじゃダメだ。
ライダーとエンジンのコミュニケーションが、うまく取れていなんだ。
これではライダーが疲れてしまう。

サイレンサーの全長を根本的に変えてみた。
これは効いた!かなりいい感じだ。

SP忠男 開発チーム 

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18~YZF-R3/MT-03 POWERBOXパイプ編 序章

★1番のネックはコスト★

本当に走りが変わる『気持ちイー!』YZF-R25 POWERBOXパイプの
口コミを聴いた、YZF-R3のオーナーの皆さんから
毎日のようにPOWERBOXパイプのリクエストが入る。
あの走りの変化を味わってしまったら、
欲しくなってしまう、気持ちはとてもよくわかります。

しかし、1番のネックはコスト
YZF-R3は小型自動二輪、車検対応には厳しい、
WMTCモードの排出ガス試験をクリアーしなければならない。
そのためには高額な触媒装置を内部に組み込まなくてはいけなくなる。
ネックはコストだ。
試算してもかなり高額な価格帯になってしまう。
作るべきかやめるべきか・・・。

SP忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の拾

  • 投稿日時:2020年12月22日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★全長を短くして高速タイプに振ってみようか★

かなり行き詰まった・・・・。
メインパイプをぶった切るか!
メインパイプをぶった切って全長を短くしてみよう。

マフラー開発のセオリー通り、全長を短くして高速タイプに振ってみようか。
せっかくここまで仕上げたけど、根本的に何かが違うんだ。
多分、全長だと思う。

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の四

★軽さがさらに強調された★

さあ、やっと右肩下がりのトルクラインから抜け出せた!
しかし、今度は思いっきりアクセルに対して敏感で、
低速でギクシャクしてしまう。
変化が極端なんだよね。

ただ、言えることはマシンがなんだか、すごく軽く感じる。
このMT-10はもともと見た目のゴージャスな感じとは反対にものすごく軽い。
さすがYZF-R1の兄弟車って感じなんだけど、
サイレンサーで特性が変化したことで、軽さがさらに強調された。いいね!

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の参

★まったりした特性からなかなか抜け出せない★

やっぱりなぁ〜! 
トルクラインが右肩下がりになってしまい、
まったりした特性からなかなか抜け出せない。
焦る、焦る。焦る・・・・。

今度は大胆にサイレンサー内部の構造を変えてみた。
今までにトライしたことのない内容だ。
さあ、どんな風に変化が現れるのか、楽しみだ

SP忠男 開発チーム 

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Z H2 POWERBOX編 其の拾

★これぞリッタークラスのゆとりのトルク。★

凄い! これぞリッタースーパーチャージャーだ!
2000rpm手前から6000rpmまで綺麗なラインで
ガッツリトルクを引き出した。気持ちイー!
これぞリッタークラスのゆとりのトルク。

そして6000rpmからやばい このパワー! 凄い。
爽快な吹け上がり いいね いいねぇ〜。
最高に楽しい 最高に気持ちイー!

このトルクならトップギアホールドで長旅にも使えるね。
しかも速い。
ライダーの意思に従順にほんのわずかなラグを作り反応させるから、
ライダーに安心感を与えてくれる。
これがPOWERBOXシリーズ特有の特性で人気の秘訣なんだ。
そう簡単には真似のできないオリジナルな特性さ。

この特性がマシンとの信頼関係を高めて、
可愛い存在にしてくれる、一体感が半端ないんだ。

オーナーのあなたには絶対この気持ちイー!を体感して欲しいな。
また体感快感試乗会 ライドオンキャンペーンに試着用のマフラーを用意して待ってるよ。

ライドオンキャンペーンの日程などの情報はこちらからご覧いただけます。

製品の詳細はこちらから

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NinjaZX-25R編 其の九

  • 投稿日時:2020年12月08日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★トルクラインが右肩下がりになってしまう★

いやぁ〜ZX-25R 難しい。
何なんだろうこいつ。 
6300rpmから上の回転域のパワーは割と簡単に上がってくる。
これはいいことなんだけど、
何故だか一緒に4000rpm付近のトルクもおまけにグングン上がってくる。

これが曲者、この付近のトルクが上がると、
6000rpm付近に向けてトルクラインが右肩下がりになってしまう。
こいつがZX-25Rの走りを悪くさせる、ここがすっごいストレスなんだ・・・。
しかし、いまのところ何をしてもここのトルクラインが綺麗にいかない。
パワーラインで見ると僅かに盛り上がっているだけで、
全く問題に感じられないが、走って見れば一目瞭然。
こんなマフラー絶対に売りたくないね。
さあ、どうすればいいんだろうか?

SP忠男 開発チーム 

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MT-10 POWERBOXサイレンサー編 其の弐

★ある程度ダイレクトでパワフルな方がいいかなって思う。★

MTー10は割とサイレンサーだけで特性変化をしてくれるね。
反応が良い。
基本、このマシンはサイレンサーを変えるとまったりした方向に変化する。
せっかく、POWERBOXパイプでトルクラインを整えたのだから、
あまりまったりとした性能よりも、
ある程度ダイレクトでパワフルな方がいいかなって思う。

ダイレクトだけど常にマシンをライダーのコントロール下におき、
『気持ちイー!』特性を作りたい。
サイレンサーでどこまで出来るかが楽しみだ。

SP忠男 開発チーム 

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NinjaZX-25R編 其の八

  • 投稿日時:2020年12月04日
  • カテゴリー:Ninja ZX-25R

★一本調子でワクワク高揚感がない★

4000rpmから6300rpm立派なトルクで逞しい出だし。
6300rpmから上は一直線に吹けあげる。
すっごい速い!  
すっごい走り出しだ・・・。

でも残念ながら、全然気持ちよくない。
まず、4000rpm付近のトルクを上げすぎ、
トルクラインが右肩下りで、
回転の上昇がアクセル開度と連動しない。ストレス。

6300rpmから上のパワーラインは綺麗に整えられ一気にレッドゾーンへ
一本調子でワクワク高揚感がない。
実は1つ2つ絶妙な回転域にある程度波を作らないと、
その特性に爽快感が生まれないだ。

しかし、よく頑張った。ここまで来ればあともう少し、
バイパスパイプと集合するタイミングを使って微調整だ。
さあ、どこまで理想につかづけることが出来るか? 楽しみだ。

SP忠男 開発チーム 

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Z H2 POWERBOX編 其の九

★6000rpmから下に豊かなトルクを引き出した。★

6000rpmから下のトルクこれが大切なんだ。
通常よく使うこの回転域に豊かにトルクを引き出すことで、
リッターバイクならではの走りの優越感を引き出したい。

その上で6000rpmから上は更に強烈なワープするフィーリングを・・・。
と思って、この回転域にシリンダーの充填率を上げるように、
排気ガスの膨張室BOXの取り付け位置、容積、バイパスパイプの太さを
何度となく変更して排気の脈動を調整して、
6000rpmから下に豊かなトルクを引き出した。

さあ、こんどの走りはどうだろう?

SP忠男開発チーム

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