忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー｜マフラー開発奮闘記

★最高傑作ができました★

出来ました！
走ることが、わくわく楽しくなる、見事なパワー特性。
そして、心地よいサウンド。
最高傑作ができました。

Ninjya400　POWER BOXマフラー新発売
Ninja400オーナーが喜んでくれる顔が目に浮かぶぜ！

忠

★箱の中の構造次第★

この箱、サイレンサーの付け根にある、魔法の箱。
POWER BOX
この円筒形の箱の中にパワーのすべてが隠されている
音を抑えるのも抑えないのも、
加速を良くするのも殺すのもこの箱の中の構造次第。
まだまだ、音量、排出ガス濃度とも規制値をクリアするのにはほど遠い・・・。

忠

★低い回転からしっかりパワーを引き出している★

すっごいだろぉ～！
カッコイ〜だろぉ〜！
こんなにショートなのに低い回転からしっかりパワーを引き出している。
俺が言うのもなんだけど、凄い技術だ。
見事なパワーだ。メチャククチャ面白いぞ！
でもまだ、音が少し大きくて、規制値越えてしまう。
もう少しだ。

忠

★★こんなところにマフラーを通せない。★

『ワイルドだろぉ～！』というより、
『ありえないだろぉ～！！』
普通のメーカーはこんなところにマフラーを通せないだろぉ～！

２本出しツーテールのSP忠男て呼ばれている以上、
なんとかしなければならないという、意地と情熱だけで創り上げた傑作だ。

『すっごいだろぉ～！』っで、いつ乗れるようになるんだ？
楽しみだ。

忠

★２本出しはやっぱり無理かぁ～★

あぁ～いやぁ～。これは大変だ。

要望1（２本出し）
パット見左側はスッカスカなので、左右２本出しなんか簡単じゃん。
なんて思って開発スタッフに依頼をしたら、
と～んでもない。
ステップの下にマフラーを納めようとするとチェーンが当ってマフラーを出せない。
サイドスタンドが跳ね上がってきて、ガッツリあたる。

にっちもさっちも、どおにもブルドッグウゥ～！古ぅ　である。
２本出しはやっぱり無理かぁ～？

忠

★マフラーひとつで解決できそうな内容だ★

いやぁ～、いいね！
このバランス、この走り、とってもいいよ。
メチャクチャフレンドリー、人気な訳だ！
そこで、ユーザーから上がってきたいた色々な要望を一つ一つ検証しているんだ。
言われてみれば、確かに感じるところは多いな。
例えば、ほんの少しだけ元気な方がいいとか、
サウンドにメリハリが欲しいとか　・・・・・。

どれをとっても、マフラーひとつで解決できそうな内容だ。
まずは、その要望をイメージしながら、叩き台になる一本を作ってみますか。

忠

★もの凄い数の情報が寄せられたのだ！★

とうとう、我が社にもNinja400がやってきた！
沢山のユーザーから沢山のラブコールを頂いていた
Ninja400用マフラーを開発することになったのだ！
事の発端はこうだ。
Kawasaki一番のスタッフが、
こんなに売れていてこんなに愛されているマシンはそうはない。
しかし、この車両用のカスタムパーツが少ない。特にマフラーが少なすぎる。
これは、なんとかしなければNinja400のファンに申し訳が無い。
ということで、sp忠男にも白羽の矢が立ち、車両を借りてきてくれたのだ。
SP忠男側もお客さんからのラブコールが激増している昨今、
願ったり叶ったりの状態だ。
Kawasaki一番とコラボ企画でやるのは折角だから、顧客の要望をきっちり集め、
しっかり、細かい要望に応える形で製品開発を行なっていこう。
顧客の要望をKawasaki1番に頼んでリサーチをしてもらっておいた、
すると・・・・・。
あるは、あるは、でるは、でるは、もの凄い数の情報が寄せられたのだ！
この報告書を見ながら、これからの開発手順を考えて行こう。

忠

★どれもが絶妙にバランスが取れている。★

前回、パイプの太さと長さを組み合わせて
かなりいいところまで来たんだが
パワーの谷が生まれ、その谷を埋めるのにはこれ以上は限界だった。
今度はボックスの取り出し位置や容積をいじって
何度かトライをしてみたんだ。

これはうまくいった。
スタートからのダッシュ、中速域のフラットで豊かなトルク
そして、高速域の伸び。
どれもが絶妙にバランスが取れている。
本当に速くて加速が良くて「気持ちイー！」　って
声が素直に出てくる素晴らしい性能だ。これはいい。

また機会があったら、ライドオンキャンペーンで体験してみてくれよな
MSLゼファーさんにマフラーのついた試乗車もあるからそちらでも確認してくれ！！
最高だね。

忠

★今度はパイプの太さを途中から変えてみた★

シャーシダイナモのデータ通り、
高回転域の伸びもとても気持ち良くなってきた。これはいいぞ！
あとは中速から高速にかけて、少し気になるパワーの谷ができたんだ。
ここをなんとかすれば、製品化にうんと近くんだけどな。

忠

★今度はパイプの太さを途中から変えてみた★

徹底的に長さを調整し性能を引き出したが
ある一定のところからは変化が出なくなった。
しかも、乗った時の感触は今一楽しくない。
高速域の伸びがもう少し欲しいんだ。

そこで、今度はパイプの太さを途中から変えてみた。
これは結構効果があった！
シャーシダイナモで測定するとかなりいい線まで来ている。

これは期待できるぞ！
さあ、実際の走りはどうかな？

忠