忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2023〜ハンターカブ・CT125編 其の七

  • 投稿日時:2023年03月06日
  • カテゴリー:CT125 23

★低速域から高速域に移行するときにトルクに谷がある★

マフラーのメインパイプの長さや太さをいじって、
爽快な高速域のパワーを引き出した。
ただ、そのままだと、やはり野山の散策に
心地良いあの感覚がスポイルされてしまう・・・。
そこで、今度は更に大胆にエキゾーストパイプを伸ばして
また太さも微妙に変えてみる。

いいね、さすがうちの開発チームは諦めないね。
都会の喧騒を離れ、遠くへ遠くへ、
そしてたどり着いた野山を散策する。野山を駆け回る。
いい感じだ。いい感じ。 
でもまだ、低速域から高速域に移行するときにトルクに谷がある。
普通の人なら、あまり気が付かないかもしれないけど、いやだ。

SP忠男開発チーム

 

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2023〜ハンターカブ・CT125編 其の六

  • 投稿日時:2023年03月01日
  • カテゴリー:CT125 23

★高速域が少し伸びないんだ★

でも・・・・
高速域が少し伸びないんだ。
これでは気持ち良く遠くに足を伸ばすことなんて、出来ないな。
また、パイプを短くすれば高速域は伸びるけど
野山を散策した時のあの心地良さがスポイルされてしまう。
どうする?

SP忠男開発チーム

 

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2023〜ハンターカブ・CT125編 其の伍

  • 投稿日時:2023年02月22日
  • カテゴリー:CT125 23

★たくましいトルクは、野山の散策にも持って来いだ★

低い回転域でトントントンてシフトアップ
あとはそのままオートマチック感覚で走る。

心地良い。
いいねぇ〜。
たくましいトルクは、野山の散策にも持って来いだ。
でも・・・・・。

SP忠男開発チーム

 

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Dax125編 其の伍

  • 投稿日時:2023年02月22日
  • カテゴリー:Dax125

★ほんの少し緩くしてみたいな・・・。★

うわぁ〜すごく良い。 
エキパイの長さを長くして、
テーパー形状のメインボディーも設計変更してみた。
更に豊かなトルクが生まれ、
そして高速へと綺麗に整ったトルクラインが伸びていく。
秀逸だね。

こうなると車体の挙動が全てライダーのコントロール下になるので、
スタンダードの頃に感じていたわずかな不安感が、
何事もなかったようにスゥーと消えていく。
体から余計な力が抜けていくような、
すっごく快適なフィーリングは引き出された。
まさに『気持ちイー!』

あとは少しアクセルに対してエンジン回転のピップアップが、
シビアに感じて少しせっつかれたように感じるので、
ほんの少し緩くしてみたいな・・・。

SP忠男開発チーム 

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Z650RS編 其の八

  • 投稿日時:2023年02月22日
  • カテゴリー:Z650RS

★トルクラインも理想の形に近づいてきた。★

メインパイプも規制のものは使わず板を巻いて作った。
ほんのわずか太くし容量を稼ぐ、
排気口の径も極限まで大きくしてみた。

かなり良い感じだ。
トルクラインも理想の形に近づいてきた。
走りも650とは思えないぐらいたくましい、かなり良い。

SP忠男開発チーム

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Z650RS編 其の七

  • 投稿日時:2023年02月20日
  • カテゴリー:Z650RS

★しかし本題は、走りの気持ちよさだね★

今のパッケージでは、性能の限界が少し低い事がわかってきた。
もう一度ゼロベースに戻して、消音関係の容量アップや
その他諸々部材の寸法見直しを開始した。
通常の開発ではあまり無いパターンだが、
やっぱりZ650RSオーナーの笑顔を考えると、
とことん性能は突き詰めたい。急がば回れだね。

取り急ぎ膨張室の容量を限界まで大きくしてみた。
また角度をつけて、今まで以上に目立たない設定にも変えてみた。
う〜ん、ルックスもさらに良くなった。いいね!
しかし本題は、走りの気持ちよさだね。

SP忠男開発チーム

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2023〜ハンターカブ・CT125編 其の四

  • 投稿日時:2023年02月15日
  • カテゴリー:CT125 23

★低い回転域からトルクが湧き上がってきた★

あれから、ハンターカブのパイプの長さをどんどん伸ばして
トルクラインを変化させていったんだ。
圧倒的に低い回転域からトルクが湧き上がってきた。
だんだん意図した方向に進んできていいる。
これは結構面白いぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2023〜ハンターカブ・CT125編 其の参

  • 投稿日時:2023年02月08日
  • カテゴリー:CT125 23

★トルクの盛り上げるタイミングが、少し高回転寄りすぎるんだなぁ〜★

うん、それなりにトルク特性に変化は現れたな・・・・
走りのフィーリングは意図したものとは違ったようだ。

走りがより刺激的になっている。
面白いって言えば、面白いけど、
長距離を走るには疲れるかもしれないな。

トルクの盛り上げるタイミングが、少し高回転寄りすぎるんだなぁ〜
加速による車体の挙動が大きすぎるんだ。

もう少し低い回転域から、おおらかにトルクを引き出してあげたいんだ。
きっと、それが出来れば『気持ちイー!』走りに一歩近づくぞ。

SP忠男開発チーム

 

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2023~Z900RS 編 其の弐

  • 投稿日時:2023年02月07日
  • カテゴリー:Z900RS 2023

★より気持ちよくなるポイントを探っている毎日です★

気持ちイー! 本当に 気持ちイー! 
排ガス対応になった2023年モデル 
前期モデルで少しネガティブに感じていたところがことごとく改善されている。
少し荒々しさが抑えられているようにも感じる。
走りに集中できる最高のバランスだ。

で・ ・ ・ ・ 
最近は、今でも高い評価をいただいている以前のモデル用のマフラーを
色々寸法を変えながら、より気持ちよくなるポイントを探っている毎日です。
最近少しづつ、新しい開発の方向性が見えてきたかな。

これは少し前に撮った写真です。

SP忠男開発チーム

 

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Dax125編 其の四

  • 投稿日時:2023年02月06日
  • カテゴリー:Dax125

★低い回転からトルクを引き出したいな★

いま人気絶好調のCT125のマフラーを加工してDaxに装着してみた。
へ〜 こんな感じか。

スタンダードよりもなんだか違和感が増している。
トルクの出るタイミングが少し高回転すぎるのかも。
車体の挙動が一番不安定なところからトルクが出始める感じがする。

もっともっと走り出して、すぐの低い回転からトルクを引き出したいな。
そしてフラットに豊かなトルクが引き出せたら、もっと快適になると思う。

SP忠男開発チーム 

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