忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2021~NMAX125篇 其の七

★どの速度域でも同じフィーリングで走って欲しいんだけど、★

何かが、違う。
今ひとつ、エンジンの反応が気持ち良くないんだ・・・ 。
40Km/hから60Km/hの間、
どの速度域でも同じフィーリングで走って欲しいんだけど、
ばらつきがある。
気持ち良くない。 さあどうする?

SP忠男開発チーム

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2021~NMAX125篇 其の六

★排気圧力を調整して、なんとかならないかなぁ★

苦戦している。
エキゾーストパイプは、ほぼ完成しているので、これ位以上いじりたくない・・・・。
サイレンサーの内部構造で、排気圧力を調整して、なんとかならないかなぁ。
うん!?
かなり、理想に近づいてきた。
いいか? これで完成か?

SP忠男開発チーム

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2021~NMAX125篇 其の伍

★勝手にNMAXが加速をして、ついていってくれたらベストなんだ★

そうなんだよ、大体マフラーを交換すると、
このスクーター独特の感覚、この感覚が強調されてくるんだよ・・・・。

右手をひねって、アクセルを開けると、加速があまり連動してこない。
40Km/h付近から、60Km/h付近で、走行中の自動車の後ろにつけて走ると顕著だ。
前の車が、加速をした時、追従するのについ、
右手でアクセルを大きく、開けてしまいたくなる。
そう、加速がついてこないんだ。

これが、俺たちが大切にしている『気持ちイー!』と、全く逆行するフィーリングなんだ。
特に車の後ろを走る時は、なるべくアクセルをオンオフしたくない。
出来れば、心の中で「追従」って、つぶやけば、
勝手にNMAXが加速をして、ついていってくれたらベストなんだ。
もちろんそうはいかない。だから、こういう時はほんのわずか、
気持ちだけアクセルをひねると、気持ち良く
ちょうどよく加速をしていってくれればベストだ。
そんな特性が、長年SP忠男が作り上げてきた独特の味の部分で、
多くのファンがこの特性を喜んでくれているんだ 。
だけど、この絶妙なさじ加減がとても難しい。もう少し時間がかかりそうだ。

SP忠男開発チーム

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GB350編 序章

  • 投稿日時:2021年11月19日
  • カテゴリー:GB350

★6ヶ月待ちに待ったGB350がやってきた★

注文して、6ヶ月待ちに待ったGB350がやってきた。
SR400が、生産終了した後の立場を担う!?GB350だ。
さあ、どんな走りをしてくれるのか?
楽しみだ。

SP忠男 開発チーム

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TRACER9GT編 序章

  • 投稿日時:2021年11月19日
  • カテゴリー:TRACER 9GT

★どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ★

我が社になんと、真っ赤な TRACER9GTがやってきた。
すごくかっこいい!
電子制御システム満載のすごいマシンだ。
さあ、どんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。

SP忠男開発チーム

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MT-07 2021~編 其の弐

  • 投稿日時:2021年11月19日
  • カテゴリー:MT07 2021~

★この特性をスタートラインにしよう★

このマシンの一つの強みは軽さ、軽快感、
ここを更に強調したい・・・・・。
そこで、クラッチミート直後くらいの回転域から
3000rpm,4000rpm付近の中速から高速域に入るくらいまで、
回転数に強くトルクを引き出してみた。

みごと! すごい!
この軽さの際立ちが、最高に『気持ちイー!』
軽い軽い『気持ちイー』ぞ。
この特性をスタートラインにしよう。

SP忠男開発チーム

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2021~NMAX125篇 其の四

★トルクの谷が出てきたからここを調整だな★

でたね、 高速の伸びが。
パワフルに、そして、気持ちよ〜く伸びていく。
そう、こんな感じだ。この感じならいいね。
今度は少し、60Km付近に気になる
トルクの谷が出てきたからここを調整だな。

SP忠男開発チーム

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MT-09 2021~ 編 其の七

  • 投稿日時:2021年11月12日
  • カテゴリー:MT09 2021~

★BOXの容積徹底的にいじってみよう。★

膨張室(BOX)の 容量を大胆に変えてみた・・・。
へ〜、結構変わる。これは面白い。
『 気持ちイー!』を求めて、BOXの容積徹底的にいじってみよう。

SP忠男開発チーム

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MT-07 2021~編 其の壱

  • 投稿日時:2021年11月12日
  • カテゴリー:MT07 2021~

★マフラー開発が難しい★

やっぱり、MT-07楽しいね。
コンパクトな車体、どんな時にでもライダーを裏切らない素直なエンジン特性
いいね、しかもそこそこ速い。

だけど、このマシンはまず不満がないんだ。
こういう高いバランスで組み上げられているマシンは、
マフラー開発が難しい。
負の解消を中心にしたマフラー開発は、方向性が決まっているから、
開発の進みが早い、
しかし、こう完成された特性で、日本の道に完璧にマッチした特性は・・・。

この場合は、あえて低速を強力に引き出すとか、
高速域を強調するとか、あえて最初にバランスを崩して、
その上で、MT-07にとっての『気持ちイー!』特性を見つけ出していくんだ。
このマシン完成まで、少し長丁場になるかもしれないけど、
オーナーからのリクエストが一番多いマシンだから、
開発に対するモチベーションはマックスだ。
さあ、つくりますか!

SP忠男開発チーム

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2021~NMAX125篇 其の参

★高速域の伸びがスタンダードのマフラーより劣るように感じる★

パイプを長く長く伸ばしたことで、走りが大きく変わった!
力強く発生したトルクのおかげで、NMAXすごく軽快になった。
『気持ちイー! 』

Tmaxのように剛性感溢れる車体にすごくマッチしている感じだ。とってもいい。
あとは、どうも高速域の伸びがスタンダードのマフラーより劣るように感じる。
これは、多分エキゾーストパイプが、ループした途中に儲けた
バイパスパイプの位置と太さで、なんとかなると思うんだ。
そこをいじろう。

SP忠男開発チーム

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  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
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スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

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”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
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