忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

CRF250L 2021〜編 其の拾壱

★2500rpm付近の回転域にトルクラインの変化が現れた★

幾つかのパイプの径を細かく細かく組み合わせ、
何度も何度も作り直し、テストを行った。

すると、ある太さの組み合わせの際に
2500rpm付近の回転域にトルクラインの変化が現れた。
ほんのわずかな変化だが、しっかりと感じとれる。

このトルクラインを増幅させていく方針だ。
なんとかなるかな?

SP忠男開発チーム

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CRF250L 2021〜編 其の拾

★下の豊かなトルクはまだ引き出せていない★

やっぱり、かなり苦戦をしている。
各部所をいじった際の変化をもっとわかりやすく体感できるように
長さをさらに極端に短く詰めてみた。
このことから、色々なことがわかったきた。
しかし残念ながら5000rpmから、
下の豊かなトルクはまだ引き出せていない。

BOXの位置や容量だけでは対処できる内容ではない。
あとは・・・・。

SP忠男開発チーム

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CRF250L 2021〜編 其の九

★全然POWERBOXパイプの特性じゃない★

一気に短くしてみた!
7000rpmを超える回転域の伸びが蘇った。 
というか、全然気持ちイー!

だがしかし、普段乗っている時に5000rpm以下をあまり使わない。
ライダーは敏感だ。いつも、最も気持ちの良い回転域で走りたがる。
これじゃあ、全然POWERBOXパイプの特性じゃない。
この全長の短さ、本当に大丈夫か?

SP忠男開発チーム

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ハンターカブ・CT125篇 其の七

  • 投稿日時:2021年07月02日
  • カテゴリー:CT125

★これ、高品質マフラーの特徴ね★

いやぁ〜 出来たね。 まさに気持ちイー!
CT125のマフラーを着けた時の走りが、すごく上質なんだ!
トルクラインを細かいところまで整えたから、
ギアの繋がりスコン、スコンっとすっごく気持ちよく入る。
これ、高品質マフラーの特徴ね。

そして走りが絶妙に気持ちいい。
豊かなトルクでグングン走ってくれる。
スピード修正は、ほとんど行わずにアクセルは一定。
高いギアを維持したまま、どこまでも、どこまでも

そう、SP忠男ならではの右手にエンジンが追従してくるあの感覚も気持ちイー!
ライダーとの信頼関係というか、安心感というか、
そう、ホッとした感をしっかり再現しているんだ。
なんか、思わずにやけてしまう。人間をダメにするような心地よさだね。

SP忠男のファンはこの感覚を求めて何度も何度もマフラーを買ってくれている。
そう、特別な特性なんだ。
高速域のパワーも、この小さいサイレンサー内部の構造を
今までやったことがないくらいまで追い込んで開発を行った。
すごくいいバランスで、最高速まで伸びて行く。いいよ、いい出来だ。

そして最後に雑草だらけのあの急な斜面に挑戦してみた。 いいぞ!
さあ、完成だ。 CT125オーナーのあなたにはぜひ一度試乗してほしいな。
各地の量販店で行っている 、快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンでぜひ体験をしてほしいな。
気持ちイー! ぞ。

SP忠男開発チーム

製品の詳細はこちらから 

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FORZA 2021~ 編 其の九

  • 投稿日時:2021年07月02日
  • カテゴリー:FORZA 2021~

★60Km/hの谷が消え、綺麗なラインで繋がった!★

出来た! 本当に気持ちイー!
全てのパイプのバランスを取り直し最後は、
BOXの取り出し位置、容量を徹底的に探求した。
結果、60Km/hの谷が消え、綺麗なラインで繋がった!
良かった。本当にできて良かった。感動だ!
爽快だ、気持ちイー! そして、速い。これいいね。
完成だ。
さあ、量産に向けて頑張るぞ!

SP忠男開発チーム
 
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CRF250L 2021〜編 其の八

★長めの設定をした瞬間に高回転域の伸びが止まる・・・★

色々と、やったが、諦めた。
ゼロからのスタートだ。
基本2500rpmくらいの回転域から特性を変化させようとすると、
それなりに長めの全長のエキゾーストパイプが必要だ。
しかし、このマシン長めの設定をした瞬間に高回転域の伸びが止まる・・・。

7000rpm以下で完結させる走り方は出来るが、
それでは、開発者としてちょっとカッコ悪い。
で、仕方がないので、もう一度ゼロからスタートを決断した。
ここまで仕上げたのに。

今度は今までの開発のセオリーを無視して、
極端に全長を短くしての挑戦だ。
 こんなの初めてだ。本当にうまくいくのか?

SP忠男開発チーム

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CRF250L 2021〜編 其の七

★高回転域に繋がらないどころか、高回転の伸びがない★

まずい。4000rpmを中心としたモヤモヤを消すことに集中していたら、
高回転域へのアプローチがうまくいかなくなった。
ボックスの位置など、詳細の変更は数えきれないくらい挑戦してみたけど、
そもそも高回転域に繋がらないどころか、高回転の伸びがない。
この状態でさらに調整を行なっても、いい結果は得られない。
もしかしたら、もう一度ゼロからスタートか?

SP忠男開発チーム

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FORZA 2021~ 編 其の八

  • 投稿日時:2021年06月28日
  • カテゴリー:FORZA 2021~

★60Km/h台でわずかな谷を感じる・・・★

やっとやっと、40Km/h~60Km/hのトルクラインがうまく仕上がった。
気持ちイー!
車の後ろを走っている時も全く右手を意識しないで、
一定の速度を保ったまま追従していける。
まるで、マニュアルクラッチのマシンに乗っている感覚だ。これはいい。
知らずに感じていたストレスが、スゥーっと消え去った。嬉しい。
これだけで、このマフラー相当価値があると思う。

そして、純正よりわずかなアクセル開度で速度を任意にあげられる。
それもライダーの意思を追従するかの如く綺麗なトルクラインで
気持ちよくマシンの速度がついてくる。

そして、70Km/hからの最高速度までの速度が伸びる感覚が爽快だ。いいね。
ただ、60Km/h台でわずかな谷を感じる・・・。
ここはなんとか修正が効くのかな?

SP忠男開発チーム
 
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ハンターカブ・CT125篇 其の六

  • 投稿日時:2021年06月28日
  • カテゴリー:CT125

★ほぼ限界まで、きたかもしれない★

エキゾーストパイプで引き出せるトルク特性は、
ほぼ限界まで、きたかもしれない。
絶対的な馬力は、サイレンサーの構造と
エキゾーストパイプのバランスでなんとか引き出す。

馬力ばかりに集中していると、今度は音量が規制値をどんどん超えてきてしまう、
音量を気にしていると今度は・・・・。

ここまでサイレンサーをスリムに絞り込むと、容量が足りなくて音が消えない。
パワーと音量はいたちごっこなんだよね。

SP忠男開発チーム
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ハンターカブ・CT125篇 其の伍

  • 投稿日時:2021年06月24日
  • カテゴリー:CT125

★絶対的な馬力が足りない★

エキゾーストパイプの設定を極限まで追及してみた。
細いパイプと太いパイプとの組み合わせを、何度も何度も繰り返して、
走っては感じ、感じては測定器でトルク特性を確認し、また作り直す。
そして、かなりいい感じに仕上がってきた。

右手の跡をエンジンが追いかけてくるSP忠男らしい特性にどんどん変化してくる。
いいね!
そう、トルク特性はかなり気に入ったが・・・。

ただ、絶対的な馬力が足りない。スタンダードとほとんど変わりない。
急な斜面を上まで登りきれない。
あれ、それはいいか。

SP忠男開発チーム
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