Z650RS編 其の伍
- 投稿日時:2022年09月12日
- カテゴリー:Z650RS
★Z650RSのレトロなルックスには別の手が有るんじゃないか? ★
先行して開発中のMT-07が開発の佳境に入った。
このMT-07からは多くを学んだ。
そこで、とりあえずスラッシュカットはやめよう。
結構気に入ったデザインだけど、
ビッグツインのZ650RSのマフラーを開発するにあたって、
容積を確保するためにはかなり分が悪い。
ビッグツインの消音対策はmm単位のせめぎ合いだ。
スラッシュカットにするとその分、
メインパイプのサイレンサー容量が極端に少なくなる。
MT-07はスラッシュカットがルックス的にベストと判断したけど、
Z650RSのレトロなルックスには別の手が有るんじゃないか?
Z650RSオーナーからのリクエストもちらほら来ている。
するなら今しかない。さあ、どんなルックスに修正する?
SP忠男開発チーム
★このルックスからは何とかショートに仕上げたい★
車体はコンパクトだけど、
やっぱり650ccビッグツイン爆発音が半端ない!
それなりに膨張室の容量を大きく取ったつもりでも全然音量が収まらない。
また、650ccもあると性能を出すためには
それなりにマフラーの全長が必要になる。
でもこのルックスからは、何とかショートに仕上げたい・・・・
性能も全く出ない、これは手強そうだ。
SP忠男開発チーム
★音量だけ落とすのは、多分不可能に近いくらい難しい。★
もうこのMT07は開発をスタートしてから既に10ヶ月を超えている。
今考えると、こんなに長くかかって結果が出せていないのは
KawasakiのZX-12R依頼かもしれない。少しあせる・・・
膨張室に向かうジョイントパイプの太さを変えて、
ボックス内で消音効率をあげる、少し下がった。
メインパイプからの取り出し位置を変えてさらに効果を高める。
これで加速時の音量が0.2dBくらい小さくなったかな、
この0.2dB落とすのに10日以上かかった。順調だ。
加速であと1.5dBのところまで来ている。
音だけなら一瞬で落とせる、
700ccのビッグツインをこのショートでコンパクトなパッケージに収め、
POWERBOXならではの『気持ちイー!』性能を維持したまま
音量だけ落とすのは、多分不可能に近いくらい難しい。
とはいえ、 MT-07オーナーから応援のメッセージが日増しに増えてくる。
音を上げるわけにはいかないな。
全てのパーツを見直してバランスよく少しづつ音量を下げていく。
開発スタッフの根気には頭が下がる。
昨日もそして、今日も朝から頑張ります。
SP忠男開発チーム
★ライダーとXSR900をしっかりとシンクロさせてくれる★
音量を含め基本的な特性は大きく変えたくないので、
寸法変更はエキゾーストパイプの長さ変更のみで、トライをしてみた。
10m単位で長くしたものと、短くしたものを
最大40mmの長さで、数パターンチェックしてみた。
この辺の長さ変更では、ほとんどシャーシダイナモ上の
ライン変化は読み取れないけど、走りの体感は明らかに変化する。
やっぱり、人間の感性は精度の高い測定器より何倍も鋭いんだな。
で、結果は・・・・
長くした時はなんだかもっさりとして爽快感がなくなった。
短くするとなんだか、シャープすぎて心地よくない。
やっぱり、MT-09用に引っ張り出した、
このセッティングのままがXSR900でも一番『気持ちイー!』
不思議だな、こんなにMT-09とはポジションや重量が違う車体なので、
少し違った特性の方が楽しいかなって、思ったけど、答えは違かった。
綺麗に整えたトルクラインはライダーとXSR900をしっかりとシンクロさせてくれる。
乗り手をホッと、させてくれる心地良い上質な走りだ。
高速も上乗せされたパワーで、爽快に吹け上がる。
レーシーな走りをそのままに中速域のフラットで、
豊かなトルクにリッタークラスのゆとりが生まれる。
高いギアをホールドでグングン車体を押してくれるトルクで、
大きな旅の楽しさも期待が出来ると思うな。
いずれにせよ、凄く面白いし、『気持ちイー!』 パワフルな大人の走り
また、いつものライドオンキャンペーンで 試乗車を用意するので、
XSR900乗りのあなたには絶対一回は体験してほしいな。
SP忠男 開発チーム
★リッターネイキッドの余裕な走りに生まれ変わる★
そうだよなぁ〜! やっぱり、そうだよな。
やっぱりこのマシンは、900ccのビッグネイキッド!
ずぶといトルクを活かして、グングン加速していく。
この感じもたまらないよね。
このエンジンはマフラー次第で、トルク特性を大きく変化させてくれる。
クラッチミート直後から、逞しいトルクラインを綺麗に引き出した、
MT-09用のマフラーを装着すると、
まさにリッターネイキッドの余裕な走りに生まれ変わる。
2ストのようなエキサイティングな特性を好むなら、絶対的にノーマルマフラーがいい。
もしビッグネイキッドの雄大さ逞しさを望むなら、このマフラーは最高だ。
更にこのXSR900にベストなセッティングがないか、
このMT-09用のPOWERBOX FULL RSマフラーをいじってみよう。
これはかなり面白いぞ。
SP忠男 開発チーム
★たたき台のマフラーを作ってみた。★
まずはマフラー交換でどんな回転域にどんな反応を示すのか、
たたき台のマフラーを作ってみた。
スタンダードを基準に少し寸法を変えて・・・・・
さあ、どんな反応を示してくれるのか楽しみだ。
そんな風に感じている。
SP忠男開発チーム
★楕円錐形に大きく変えて、なんとか容積を確保しみた★
サブチャンバーの中身を散々いじったけど、音を下げると性能も下がる。
この繰り返しで、いい加減挫けそうだった。
今度はサブチャンバーの外側の形状も楕円錐形に大きく変えて、
なんとか容積を確保しみた。
これがよかった。
消音性能が格段に向上して、まだ規制値には追いつかないけど、
『気持ちイー!』中速までのトルクと高速域の爽快に伸びていく感覚を
維持したまま、かなり音量を下げるところまできている。
もう少し、もう少しだ・・・・。
SP忠男開発チーム
★きっと最後まで加速音との戦いになるんだろうな・・・。★
ただいまSP忠男は開発ラッシュ。
信じられないくらいの台数を並行して取り掛かっている。
一つの車種で成功した事例を横展開をして、
どんどんマシンオーナーのための新しい『気持ちイー!』性能を盛り込んでいく。
これがすごく楽しい。
工場の中は連日40度に届きそうな熱波だけど、
開発の情熱はそれ以上に熱い!
今もZ650RSが着々と進んでいる。
排気量を超えた雄大なトルクと超ショートなルックスの融合
この共すると相反する内容が今回のポイントなんだ。
車体は小柄だけど650ccもあるビッグツイン。
きっと最後まで加速音との戦いになるんだろうな・・・。
そんなふうに感じている。
SP忠男開発チーム
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。