2021~PCX160篇 其の参
- 投稿日時:2021年07月26日
- カテゴリー:PCX160 2021~
★トレースするようにエンジン回転が付いてくる感覚★
うおっ! すごい!
2500rpmからトップエンドまで綺麗に繋がった!
今まで気になっていた、5000rpm超えたあたりに
発生する澱みも綺麗に消えている。
うちの開発スタッフは本当にすごい!
しかもトルク、パワー共に過去最高の出来だ。
吹け上がりも速い。
う〜ん? しかし、何かが違う。
そうか、そうか!
2500rpmから4000rpmの間の必要以上に
高くなったトルクラインが、回転の上昇をどぎつくしているんだ。
5000rpmからのトルクラインを整えた時に
この回転域のトルクが、更に上がってしまったようだ。
う〜ん、回転の上昇がきつすぎてライダーとの信頼関係が築けない。
不安感が生まれ、後に引きずる。
懐が広くてどんな時のも裏切らない、
逞しい相棒って感じのあのセローの領域が崩れしまった。
今回、俺たちがCRF250に求めたものは確かな一体感、
ライダーとの信頼関係を生みだすものは、
ライダーの右手にほんのわずか遅れながらトレースするようにエンジン回転が付いてくる感覚。
これが大切なんだ。それが出来てこそ、初めて爽快な走りが生まれる。
微塵も不安感を残すわけにはいかないんだ。
あと少し、2500rpmから4000rpm間のトルクラインを見直そう。
ここから先は微調整が必要になってくる。
まずはメインパイプを5mm伸ばして、細い部分のパイプをカットして、
BOXの取り付け位置も5mm前方に移動。
あとは・・・。
SP忠男開発チーム
★微妙な回転の澱みが生じる★
2500rpm~4000rpmまで、ライダーとマシンが一体となる
POWERBOX特有の上質なトルク特性を作ることができた。
そして、このパイプ6000rpmから上は最高に気持ちよく回転が上昇していくのに、
未だ5000rpmを超えたところに微妙な回転の澱みが生じる。
スタンダードはもっと広い範囲に澱みがあるので、
気にしなくてもいいのかもしれないが・・・・。
実際に走らせると、ここで気分が落ちる。
やはり、ここまで完成度が上がってくると、
どうしてもこの澱んだ感覚は気にかかってしまう。
気持ち悪いんだ。
過去のデータをやテストピースを取り出して、
開発の方向性を検証していく。
この検証作業がまた楽しい。
SP忠男開発チーム
★この回転域を密かにセローの領域って呼んでるんだ★
きた、きた、きた!
5000rpmのモヤモヤをクリアにしようと、もがいていたら、
2500rpmから3000、そして4000rpmへ
さらに気持ちイー!トルクラインが、浮き出てきた。
これは良い、これが今回のパイプにとって最大の宝だ!
俺たちはこの回転域を密かにセローの領域って呼んでるんだ。
ライダーを緊張感から解き放し、ただただ景色と空気を楽しみながら
散歩のように林道や野原をリラックスしながら走る。
そう、CRFでセローのような走りを可能にするのが、
この回転域に豊かに引きだすトルクラインなんだ。
マシンとライダーの一体感を生みだす絶妙なトルクライン。
これは、そう簡単に他には真似の出来ない独自の技術だと思う。
全ての基準は俺たちの開発ライダーの感覚の中にのみ存在するものだから、
機械で図ったパワーラインでは表現が不可能なんだ。
クラッチを繋いで林道を走り出した瞬間『気持ちイー!』
本当に『 気持ちイー!』 を連発してしまう。心を解放してくれるんだ。
しかし、まだ 課題はいくつか残されている。
あと少し、あともう少し・・・
SP忠男開発チーム
SP忠男開発チーム
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
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”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
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