忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

2019~ZX-6R編 其の伍

  • 投稿日時:2019年03月03日
  • カテゴリー:ZX-6R 19

★パワーラインに余計な凸凹はつけたくない★

そうなんだ。
やはり、この程度パワーラインの角度を上げたくらいでは体感ができないんだ。
パワーラインに余計な凸凹はつけたくない。
凸凹をつけずにさらに右肩上がりの特性をつけなければならないんだ。
サイレンサーだけでこの特性を引っ張り出すのは大変だぞ・・・。
ゼロベースでの見直しだ。
まずは大胆にサイレンサーの全長を短く変更してみるか。

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2019~ZX-6R編 其の四

  • 投稿日時:2019年02月25日
  • カテゴリー:ZX-6R 19

★ビッタリ規制値内にもおさまった!★

サウンドはGOODサウンドだ。
しかもビッタリ規制値内にもおさまった!
純正よりもすこ〜し角度をつけながら
右肩上がりに綺麗なパワーラインを引き出すことにも成功した。

基本、非の打ち所のないすごく優れた出力特性だったので
これは壊したくなかった。 
だから、必死になってこのラインにこだわった。
膨張室POWER BOXの容量と取出しの位置や
パイプの太さを駆使しなんとかこのラインを引きだしたんだ。
さあ、実際に走ってみるか!

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~2017 SR400編 其の八

  • 投稿日時:2019年02月25日
  • カテゴリー:SR400 17

★特性をバランスさせるように絶妙なトルクラインを引き出したんだ。★

クランクシャフトのフライホイールの重さと、雄大なトルク、
この二つのバランス絶妙に設定するために
BOXに続くバイパスパイプの取り出し位置を変えてみる。
変えては塞いで、塞いでは変えて・・・。
これもある程度煮詰まってきたら5mm単位で動かしてベストを探る。

そして今度はパイプの太さも変えてみる・・・。
変えては走り、走っては変える・・・。

どんどん理想の走りに近づいてきた。
もう少しだ。
そう、もうすこしであの絶妙なバランスに到達する。
あの〜18モデルのSR400で体感できたあの快感が
全身を貫くまで、あともう少しだ。

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PCX125 2018 HYBRID編 其の六

★PCX用に販売しているマフラーがもっとも優れた特性を示してくれる★

あれから長さ、太さ、バイパスの位置などいろいろ変えて試してみた。
この辺の微妙な変化はシャーシダイナモのデータには現れない長さは
5~10mm単位で修正し走らせてみる。
この程度の長さ修正でも人間の感覚はかなり鋭い、
誰が乗ってもすぐに走りの違いがわかってしまう・・・。
でも、何をどういじってもハイブリッドではない
PCX用に販売しているマフラーがもっとも優れた特性を示してくれる。

やっぱりこれがいいんだ これが。
よし、このマフラーにも政府認証をとって
HYBRID用としても市販できるようにしよう!
さあ急いで取りかかってくれ。

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レブル250編 其の八

  • 投稿日時:2019年02月21日
  • カテゴリー:Rebel250

★速度域のトルクが激落ちだ★

友人にジェットエンジンをイメージした
サイレンサーのデザインを作ってもらったのでこれを使ってみるか。
取り急ぎ、今までの経験から
性能を引き出せそうなインナーを組み込んでサイレンサーを作ってもらった。
すごい!
全く走らない。
一番使いたい速度域のトルクが激落ちだ。
加速をしない、ひどいものだ。
スタンダードからマフラーのサイレンサーを変えるだけで
これだけ性能が落ちるバイクも珍しいな・・・。

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~2017 SR400編 其の七

  • 投稿日時:2019年02月15日
  • カテゴリー:SR400 17

★ライダーの心の中心から心地よくさせる絶妙な強さでね。★

今回も最初から二重管にすると寸法変更が大変だから、
ストリップタイプの試作を使って開発を行う。
現在、低速域にトルクが出すぎている感じだから
トルクの盛り上がるタイミングをもう少し、もうほんの少しだけ
高回転にずらしたいと思っているんだ。
フライホイールの重さとトルクを
絶妙な強さでシンクロさせたいんだ。
ライダーの心の中心から心地よくさせる絶妙な強さでね。

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PCX125 2018 HYBRID編 其の伍

★パワーの谷はもう微塵も感じられない★

やっぱり現行のPCX用のマフラーが絶妙にマッチングがいい!
多分、HYBRIDではないPCXに着けるよりも
かなりPCX HYBRIDの方が合っていると思う どういうことだ?

スタートからの加速も、もう純正の比ではない。
すっごく気持ちいいんだ。
純正の時45Km/hに感じられたパワーの谷はもう微塵も感じられない。
あと、もう少しこのマフラーのパイプの長さを調整して
さらに良くなる設定があるか、探ってみよう。

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2019~ZX-6R編 其の参

  • 投稿日時:2019年02月15日
  • カテゴリー:ZX-6R 19

★色々位置を変えてベストな特性を探っているんだ★

音量は若干規制値を超えている・・・
性能は、ピークパワーは変わらないものの
中速域に谷ができて違和感を感じる。

こんな時に頼りになるのが
消音器とエキゾーストパイプの間に入れる膨張室POWERBOXだ。
だいたい、このくらいの音量オーバーはBOXを着けただけで、
音量が下がるのでクリアが出来る。
特性もBOXの取り出し位置や
バイパスパイプの太さ、長さ、BOXの要領で調整ができるんだ。

今は色々位置を変えてベストな特性を探っているんだ。

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トレーサー900ABS編 序章

★膨張室BOXの容積確保が難しいんだ★

最近トレーサー900の売れ行きが好調らしい。
それに伴ってか、POWERBOX FULLに“SS”を
開発してほしいって言うリクエストが急増しているんだ。
“SS”特有のルックスが気に入ってもらえているようだ。

簡単に『よし作るか』って言いたいところだけど、 
トレーサー900にはセンタースタンドが付いていて
性能を引き出す膨張室BOXの容積確保が難しいんだ。
”S”の時にも相当苦労したけ”SS”は”S”と違って
マフラーエンドに消音器を持たないために
サウンドを抑えて性能を上げることがとても難しいんだ。
本当に上手く作ることができるのだろうか?

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レブル250編 其の七

  • 投稿日時:2019年02月14日
  • カテゴリー:Rebel250

★サイレンサーを作るの!★

あれ新型レブル250??? 
うん?
色が変わっただけ? 
なんでまた同じ車両買ったの?

えっ! サイレンサーを作るの! 

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