2018 NInja250 POWERBOXパイプ編 其の六
- 投稿日時:2019年08月26日
- カテゴリー:Ninja250 18 POWERBOX PIPE
★こうなるともう出力特性は測れない。★
最新の電子制御が盛り込まれた、
このマシンのマフラー開発にはまずは高い壁があった・・・。
このマシンのようにトラクションコントロールが装備した車両を
シャーシダイナモ(出力特性測定器)で測定しようとすると
前輪が固定され、回っていない状態で後輪だけが回転することになる。
この状況をトラクションコントロールのセンサーが瞬時に察知し制御が入る。
ガッガッガッガッて、もうそれ以上に回転が上がらなくなる。
これがトラクションコントロールだ。
こうなるともう出力特性は測れない。
今までのマシンなら、手元のスイッチで簡単に
トラクションコントロールを解除して測定に入れていたのだが・・・
H2SX SEは取説なしでは、どうにもこうにも、手に負えない。
今日は、諦めるか・・・。
★自由に排気ガスを膨張させるタイミングを作ることができる!★
2018 NInja250 POWERBOXパイプ編 其の弐
エキゾーストパイプの方向性はある程度先が見えてきた。
どちらかというと4000rpmからのパワーが上がってきている。
まあ、こんなところだろう。
次は排気ガスの膨張室 POWERBOXの装着位置なのだが、
エンジンの下側にBOXをつける自由な空間が意外に少ない、
いいスペースがない。
これでは POWERBOXの取り付け位置が限定されて、
細かい出力特性の調整がやりづらい。
担当者は開発に時間がかかりすぎるっていうんだ。
さあ、どうする・・・・?
あっそう、いい案があるの?
BOXが着くスペースは少ないけど純正のような
思い切り太いメインパイプを通すだけのスペースは確保できる・・・?
SRのPOWERBOXと同じように途中から二重管にして
その中に排気ガスの膨張室を作れば
インナーパイプの穴位置を変えることで、
ほぼ自由に排気ガスを膨張させるタイミングを作ることができる!
な〜るほどそうか。 うちの開発スタッフは本当に天才だ!
忠
★軽快でスポーティーな性能を引き出してみるか・・・。★
だんだん変速系のパーツにあたりが付いてきたようだ。
まだ少し70Km/h付近からのフル加速で
エンジン回転の上昇と速度上昇一致しないように感じるが、
これもプーリーの特性で、速度は上昇していくのに
回転は一旦後戻りしてしまう。
そんな感じだ。実際の走りには全く問題はない。
まあ、いずれにしろ他の250ccと比べても
かなり重量のあるビッグスクーターだから
まずは徹底的にスタートからトルクを発生させて
さらに軽快でスポーティーな性能を引き出してみるか・・・。
このFORZA250は初期の方から開発は続けていて
最近ではFORZA250Siのダータが山のようにあって
これがほぼほぼ、使えそうだということがわかった。
これなら開発の展開が早いぞ。
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