忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

セロー250 2018編 其の拾参

  • 投稿日時:2018年10月31日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★一速、上のギアでの走行を楽しくしてくれる。★

いやぁ〜結構長かったけどやっと出来た。
素晴らしい最高傑作だ!
出力特性がまるで人間と会話しているようにナチュラルに反応してくれる。
全てがスムースで気持ちイー!
ストレスがないんだ。

この特性のセローは本当に愛おしくなる。
自分のマシンが次どのように動くのかが手に取るように感じ取れる。
走り出した瞬間ホッとする。
まるで体の一部のように感じとれる。
これがよくできたエキゾーストシステム最大の特徴なんだ。

最後の最後まで諦めないで30Km/h付近の特性を更に良くするために
細いパイプから太いパイプへ徐々に太くしていくテーパー部の長さをミリ単位で調整した。
それに合わせて、パイプの長さも付け足したりカットしたり、
通常走行域の豊かなトルクが
一速、上のギアでの走行を楽しくしてくれる。
また高速にパンチの効いた伸びが本当に楽しい。

走り出した瞬間から笑顔になる。すっごく嬉しいしすっごく楽しいんだ。
2018セローオーナーなら絶対一度は試してもらいたいな。
毎週末、どこかの量販店の駐車場をお借りして
ライドオンキャンペーン試乗会をやっている。
当分はセローも試乗ように持ち運ぶから気軽に声をかけて欲しいんだ。
きっときっと喜んでもらえると思うよ。
また、POWERBOXサイレンサーとのマッチング最高にパワフルで楽しいんだ。


体感試走会ライドオンキャンペーンの情報はこちらかご覧になれます。

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セロー250 2018編 其の拾弐

  • 投稿日時:2018年10月31日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★30Km/h付近の違和感を改善できるかもしれない★

だんだんわかってきた!
このエキゾーストパイプは細いパイプから徐々に拡大していって
太いパイプに溶接でつないでいるんだけど
この徐々に膨らましていくテーパー部分が
結構低い回転域に反応することがわかってきたんだ。

このテーパーの長さを調整して探っていけば
30Km/h付近の違和感を改善できるかもしれない。
そんなことを今感じているんだ。
この回転域を綺麗に整えることができたら
すごく気持ちイー走りになると思うと今からワクワクするね。

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セロー250 2018編 其の拾壱

  • 投稿日時:2018年10月30日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★30Km/h付近のトルクラインに違和感を感じているんだ★

あれからまた地味な作業の繰り返しで忍耐の毎日が続いている。
5mm単位でパイプの長さを調整し溶接でつなぐ
何十回も下手すると百に届くことすらある。
ここまでくるとシャーシダイナモ(出力特性測定器)では
全く差を確認することができない。
人間の感覚は多分測定器の100倍くらい繊細だ。
だから、この間テストライダーは工場に毎日張り付かなければならない。
開発のメンバーには本当に頭がさがる。

少し課題を抱えていた60Km/h手前のパワーは
細い方のパイプを絶妙に縮めることで解決ができた。
しかしまだ30Km/h付近のトルクラインに違和感を感じているんだ。
ここはなかなか改善できない。
普通ならこれくらいは気にせずに製品化してしまうくらいの
ほんのわずかな感覚なんだけど、真の気持ちイー! は
ここに隠されているように感じている、もう少しだ。

もちろんこの間もパイプの中間にBOXと呼ばれる膨張室を着け、
位置を変え、この域の特性変化を探るがこの新型では
どこに付けてもせっかく引き出した高速行きのパワーが少し落ちてしまう。
残念だけど一旦BOXの装着は見送ることにした。

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セロー250 2018編 其の拾

  • 投稿日時:2018年10月29日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★全ての回転が綺麗に繋がる様にできたら★

エキゾーストパイプの太さを途中から変化をさせ
排圧のかかり具合とタイミングを変化させたんだ。
結構手間のかかる作業だけど新型にはこれが効いたね。

クラッチミート直後からどんつきを抑え
絶妙な感覚で回転が立ち上がる。
そして心地よいトルクを残しながら
爽快に回転が立ち上がっていくセロー250、
かなり気持ちよく特性が変化してきた。
これでもう少し低い速度域からトルクがついてくると
市街地走行が楽しくなる。
そして最高速付近のパワーもかなり上がってきたので
60Km/h手前の出力をあげて全ての回転が
綺麗に繋がる様にできたら
多分このエキゾーストパイプも完成だ。
さあ先が見えてきた頑張るぞ。


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2018~SR400編 序章

  • 投稿日時:2018年10月25日
  • カテゴリー:SR400 18~

★トップギアをホールドで淡々と走ると心地よい★

我が社に新型SR400がやってきた! 
新排出ガス形成に対応するためにエンジン左前方の下部に
タンクから気化したガソリンを浄化するキャニスターがついた以外
外観の変化はないが、さすがYAMAHAだ!
わかってるね。
新たにサウンドにこだわったマフラーを装着したらしい
確かにこの新型、心地の良い音色を奏でてくれる。
田舎道をトップギアをホールドで淡々と走ると心地よい・・・・

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セロー250 2018編 其の九

  • 投稿日時:2018年10月19日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★思った通りにパワーが立ち上がる★

POWERBOXサイレンサー
こいつはすごい。
実際に走らせると特性も見事だ!
ライダーが欲しい回転域から思った通りにパワーが立ち上がる。
ほんの軽くクラッチを合わせるだけでフロントが易々とリフトアップする。
こいつは気持ちイー!
全く別物の元気でパワフルなマシンに生まれ変わる。
以前の車両で開発した時にすごく苦労をして
かなりイケてる性能に仕上げたと思っていたけど
新型に装着したこっちの方が全然すごいかも
最高速だって俄然あっぷする。
なんでこいつをいままで新型用に発売しなかったんだろう・・・・。
重量もサイレンサーを変えるだけで3Kgもの軽量になるこれはいい!
新型になってキャニスターや触媒装置で増えた3Kgを
これで帳消しにできるしかなりいいぞ。

POWER BOX サイレンサーの詳細はこちらからご覧になれます。


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セロー250 2018編 其の八

  • 投稿日時:2018年10月19日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★マシンが全く別物だって・・・★

驚いたね。
ニッコニコ顔で帰ってきた。
すっごいパワーだって、ウイリーもするようになったって
マシンが全く別物だって・・・
本当か?

シャーシダイナモ(出力特性測定器)で確認するか!
確かにすごい!
以前の車両につけてもここまでの変化はなかったはずだ。
こいつはすごいぞ


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セロー250 2018編 其の七

  • 投稿日時:2018年10月19日
  • カテゴリー:SEROW250 18

★サイレンサーだって特性が合うわけがない★

エキゾーストパイプで試行錯誤している合間に
開発スタッフの一人が以前のセロー用のPOWERBOXサイレンサーを
新型の車両につけて乗り回しているんだ。
あれだけ設定が変わっていてエキゾーストパイプの特性が
うまくマッチしない車両だ。
サイレンサーだって特性が合うわけがない
どうせ渋い顔で帰ってくるだろう・・・・。


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MT-10編 其の六

  • 投稿日時:2018年10月17日
  • カテゴリー:MT-10

★莫大な手間と時間がかかる地道な作業だ。★

このマシン奥が深いやればやるほど良くなっていく
今は2000回転ぐらいにあったトルクの溜めを軽く解放してあげて
何も神経を使わなくてもクラッチを繋いで
楽しく走り出すことが出来るようにした。
ライダーとマシンの信頼感を高めるための一つの手段だ。
クラッチを繋いで走り出すとまずホッとするこの一体感は
この回転域のトルクを整えたことが大きな要因。

これには開発当初から良かれと思いやっていた
コニカルヘッダーを外したことが大きく貢献した。
シリンダーから出てすぐのところに細いパイプを使うことで
極低速域のトルク特性に影響を与えていたようなのだ。

そしてこの一体感を高めた後に行ったことは
4000rpm付近から上のパワーラインを高めて
綺麗な一直線に繋ぐこと、すると・・・・
このMT-10が 軽い軽い。
なんとなくあったモヤモヤ感が晴れ、
思いっきり爽快な加速の伸びを示してくれる。
これはすっごく楽しい。
毎日だってずぅ〜〜〜〜と乗っていたいそんな感じだ。
そもそもこれが本当のMT-10なんじゃないのってくらい
活き活き走るようになったこれは可愛い。

またこれとは別に1番と2番、3番と4番のエキゾーストパイプをバ
イパスでつなぐ試作も作ってみた。
これがまた超絶に面白い。
100Km/hを超えてからもフロントが浮いてくるほど高回転型で元気なんだ。
このマフラーの面白い速度域で走っていると常に100Km/h以上出ている感じだ。
2000~4000rpm付近はスルーして常にそこを超えた回転域を使って走っている。
気持ちイーのだ。
しかしこの設定だと免許がいくつあっても足りないかもね、
サーキットなんかをメインに使っているライダーには喜んでもらえると思うんだ、
ちょっと高速型すぎて市販はどうするかなぁ?
まあ、いずれにせよ市販をした際にはどちらも試着用の製品を用意するから
一度自分のバイクに付けてためしてみてほしいな。
俺的には最初から煮詰めてきている2番3番をつなぐバイパスのみの方が
豊かなトルクが気持ちよくて走りが爽快で旅にも使えるから絶対おすすめだけどね。
さあ製品化に向けて頑張るか。

製品の詳細はこちらからご覧になれます

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VERSYS-X 250 ABS編 其の七

★もうノーマルの比ではない。★

オモシロ〜〜い! 
きっもちいー! 最高だね。
メインパイプを今まで使っていなかった太さに挑戦し、
それに合わせて、嫌ってほど長さの違うパイプの組み合わせにトライしていったんだ。

そうしたらすっごいね。2500rpm位からすでに体感ができる。
そう、ワクワクしてくるんだ。 
この後どうなるのかって!?

2500~7000rpmまで豊かなパワーで一気に吹け上がる。
もうノーマルの比ではない。
6000rpm前後にあったパワーのモヤモヤ感が消えて、すがすがしぃ〜〜。

そしてノーマルで気になった7000rpmからの少しだるめの特性も
ライダーにゆとりを与えてくれるくらい、
スカッと爽やかなパワーと伸びに変身。最高に気持ちイー!

今、コイツとだったら、どこまでもどこまでも
思いっきり、ロングな旅が楽しめそうな気がするぜ。

さあ、製品化はもうすぐだ。
きっとあなたの VERSYS-Xが、
さらに『気持ちイー! 』相棒なってくれることは間違いなしだと思うぜ!!

SPTADAO 開発チーム 

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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
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スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

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