忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー|マフラー開発奮闘記

Royal Enfield CLASSIC 350編 其の参

  • 投稿日時:2024年07月31日
  • カテゴリー:CLASSIC350

★このトルク特性が、間の感性とリンクした時★

40Km/h~60Km/hまでの走りの気持ちよさをそのままに
70Km/hから先にすこし余裕のトルクを引き出して、
仲間のバイクにほんの少しアクセルを捻るだけで
そう、大きく煽らなくても、
ほんの少しだけアクセルを開けるだけで、
気持ち良く追従できるくらいの余裕を引き出せたらより快適かなって。
そんなイメージで試作のエキゾーストパイプ設計してみた。
このなんの変哲のないステンレスのパイプは、
太さや長さ、または複数以上の太さの違うものを組み合わせることで、
エンジンのトルク特性(粘り強い力)を変化させることが出来るんだ。

このトルク特性を変化させる作業がとても楽しくて、
もう50年以上この仕事にハマっている。
このトルク特性が人間の感性とリンクした時、
思わず『気持ちイー!』 って、言葉が口をついて出てくるんだ。
僕らが、パイプやマフラーを開発する目的はここにあるんだ。
自分と貴方が、心を空っぽにして、
『気持ちイー!』って言う状態を作り出すワクワクが止まらないんだ。

SP忠男開発チーム

 
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X FORCE ABS (8BK)編 其の弐

★結構アクセル開度を大きく開けなくてはいけないなって感じる★

X FORCE ABSはやっぱりとても楽しい。いいね。
少し長く乗っていて、気になってきた点は、
車の後ろをついている時にVVAの回転域に入っていないと、
結構、アクセル開度を大きく開けなくてはいけないなって感じる。
この辺は、僕らの得意分野で、
トルク高めてトルクラインを整えることで、
大体少ないアクセル開度で、グイグイ車体を
押し出していくことが出来るようになるんだ。
ここを中心に開発を行なっていくことが重要だね。
きっと力強いトルクで心地よくて爽快な特性ができると思うな。

SP忠男開発チーム 

 
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ZX-4R/RR POWERBOXパイプ編 其の伍

★7000rpm付近の谷がどうしても気になる★

メインパイプをループさせて、
かなり低い回転からのトルクアップを図った。
悪くはない。
方向性は間違っては、いない。
かなりいい感じだ。
4000rpm手前から6000rpmかけて、逞しくなってきている。
ただ、7000rpm付近の谷がどうしても気になる。
一気に通過してしまえば何も気にならないが、
コーナーでここにかかると、走りが白けてしまう。
ここだな、ここ。

SP忠男開発チーム

 
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Royal Enfield CLASSIC 350編 其の弐

  • 投稿日時:2024年07月29日
  • カテゴリー:CLASSIC350

★ここで少しヒントが浮かんできた。★

気持ちイーのはいいけど・・・・
スタンダードでの完成度高すぎ。
素の状態で気持ちよすぎ。
こんな感じで、開発の方針が、
打ち出せない状態でいたんだ。

どうする?
パイプやマフラーの開発やめるか?
なんて、悩んでいる時に ツーリングに誘われて参加してみた。 
そこには割と大きなマシンも加わって、そこそこのペースでのツーリング。 
なぁ〜るほどそうか、ここで少しヒントが浮かんできた。
なるほど、なるほど、なるほどぉ〜。

SP忠男開発チーム

 
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ADV160編 其の七

  • 投稿日時:2024年07月29日
  • カテゴリー:ADV160

★アクセルワークで軽快に動けるから安心感が全然違う★

いいね、すごくいい!
走り出した瞬間なんだかホッとする。
ADV160と自分の一体感がすごくいい。

そしてそこから、アクセルを開けていくと、
少ないアクセル開度で、
ADV160がグングン前に出ていく。 気持ちイー!

市街地や幹線道路で自動車と一緒に走っていても
アクセルワークで軽快に動けるから安心感が全然違う。
そして田舎道を淡々と走る、気持ちイー!
軽めのダートも最高。
完成だね。

また、このマフラーはライドオンキャンペーンで、
試着を出来るようにするので、興味があったら体感して欲しいな。

ライドオンキャンペーンの詳細はこちらからご覧いただけます

SP忠男開発チーム

製品の詳細はこちらからご覧いただけます

 
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ADV160編 其の六

  • 投稿日時:2024年07月24日
  • カテゴリー:ADV160

★完璧なトルクラインに近づいてきた。 ★

まずはメインパイプの長さと太さを変更。
ここで基本的なトルクラインを決定。
更にループの途中にある、バイパスパイプの位置変更。
これでトルクラインを綺麗に整え、
更に高速域の伸びも引き出す。

言葉で書くと簡単だけど、一つ変更するごとに
ステンレスのパイプを切っては繋いで、
シャーシダイナモで測定、実走行でチェック。
そしてまた、切っては繋いで、繋いでは切って・・・。

時間はかかるけど、変化を引き出す楽しい時間が続く。
そろそろ、シャーシダイナモ上では、
完璧なトルクラインに近づいてきた。
実走行で、これがうまくいくとは限らない。
でも、どうなるか楽しみだ。

SP忠男開発チーム

 
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2024~YZF-R15編 其の四

  • 投稿日時:2024年07月24日
  • カテゴリー:YZF-R15 24

★予想通り、すっごく『気持ちイー』 ★

うん、いい感じだ。BOX内を大きくいじって、
4000rpm手前から強く綺麗なトルクラインを引き出してあげた。
この回転域からすでにVVAを超えているかのように気持ちイー走りだ。

そしてそのまま、余裕の勢いで7000rpmを越えて、
一直線にレッドゾーンに向けて伸びていく。
予想通り、すっごく『気持ちイー』 
すごい走りの質感と爽快感だ。
これはいい、これは価値がある。

BOX内の構造や寸法の見直しを数えきれないほど行って、
この特性にたどり着いた。諦めないで良かった。
これは最高だ。
この気持ち良さは、きっとオーナーの貴方にとても喜んでもらえると思うな。

また、試着用のマフラーを用意して
快感体感試乗会ライドオンキャンペーンで体験できるように用意するよ。
2024~YZF-R15オーナーの貴方には、絶対一度はこの快感を体験して欲しいな。
快感体感試乗会 ライドオンキャンペーンの情報はこちらから

SP忠男開発チーム

製品の詳細はこちらからご覧いただけます
 
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X FORCE ABS (8BK)編 其の壱

★走りの質感と軽快感を引き出す方向で進めてみよう★

X FORCE ABSとても楽しい。
少し背が高くて、一瞬足つきで戸惑うことはあるけど、
基本とても乗りやすい。
並行して開発を行っている、NMAX155と比べると、
やはり特徴が少し違う。
多分、タイヤの形状が要因かもしれないが、
少し動きが重い気がする。
いずれにしても割と明確に切り替わるVVAをうまく処理して、
走りの質感と軽快感を引き出す方向で進めてみよう。

SP忠男開発チーム 

 
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NMAX155ABS(8BK)編 其の弐

★キーワードとなる速度域は、30~40Km/hの速度域かな★

開発の方向性を決めるために少し時間をかけて乗ってみた。
このNMAX155ABSを日本で楽しく走らせるために
キーワードとなる速度域は、30~40Km/hの速度域かな。
このVVAに入る前の速度域が、
割と日本の公道を安心して楽しく走る時にキーとなるんだ。
あなたとNMAX155の一体感、
信頼感を高める時に、この域のトルク特性がものを言うんだ。
まずはここから攻めてみよう。

SP忠男開発チーム

 
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Royal Enfield CLASSIC 350編 其の壱

  • 投稿日時:2024年07月23日
  • カテゴリー:CLASSIC350

★イギリス生まれの車両の共通点なのかな・・・。★

いやぁ〜いいね、気持ちイー!
走り出したらすぐにトップ5速ギアにいれて走る。
速度は50Km/h。坦々と坦々と止まりたくない。
どこまでもどこまでも、坦々と坦々と走り続けたい。
ただ走っているだけなのにめちゃくちゃ幸せを感じる。

そうそう、GB350のパイプを開発していた時に
この感覚を追い求めていたことを思いだす。
大きく重たいフライホイールをゆっくり回す。
いや、回されている。そんな感じ。
昔乗ったトライアンフにもどことなく通じるところがある。
イギリス生まれの車両の共通点なのかな・・・。

いやぁ〜それにしても気持ちイー。
そしてとても気持ちイー。

SP忠男開発チーム

 
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  • SP 忠男 浅草本店
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 平日 10:00~19:00  土日曜/祝日 9:30~18:00
    定休日 毎週水曜日 第三火曜日
  • SP忠男 業販部
  • 〒111-0033 東京都台東区花川戸2-17-10
  • 定休日 毎週日曜日 祝日

スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト

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”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
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