MT-09 2017編 其の六
- 投稿日時:2018年05月16日
- カテゴリー:MT09 17
★淡々と走り続けることができる二面性を持った特性★
乗って、乗って、乗って
感じて、感じて・・・・。
そう、改めて感じたことはこのMT-09は新型になって
ものすごいレベルで完成度を増しているってこと。
格段にパワフルなのに乗りやすく変化しているってこと。
でも、乗りやすいっていうのとライダーに優しいっていうのはちょっと違う。
実態は、やはり超エキサイティングな性格で
どんなに乗ってもどんなに乗っても、
気を緩められないというか、乗り手に対して挑発的。
決して優しいマシンでないことは確かだ。
何しろ、どのギアを使ってもフラットな特性がなく
気を休める隙など与えてくれないんだ。
そこで俺たちが今考えてる方向性はさらにパワフル、さらにエキサイティング。
しかし、一旦トップギアに放り込んだら図太いトルクで雄大に走り、
どこまでもどこまでも淡々と走り続けることができる二面性を持った特性、
一面ではライダーを熱く興奮させ、
もう一面ではライダーをほっとさせる、
安堵感で全てを包んであげるそんな特性がふと頭に浮かんできたんだ。
MT-09の3気筒には相当時間を費やしてきたから
それなりにデータは持っている。
さあ、どこまで理想に近づけられるかこれから毎日が挑戦だ。
SPTADAO 開発 チーム
★逆に神経質になってしまっている、乗りづらいんだ。★
今回の新型MT-09は本当にすごいんだ。
この完成度が限りなく高い。
とくに強く感じるのは初期型MT-09にあった
2000rpm付近に発生したともするとエンスト、
ともするとどんつきになりそうな少し神経質なあの感覚がスッキリ消えている。
右手とマシンが連動するこの感覚は
POWERBOX FULLを装着したあの感覚をさらに洗練させた感じだ。
しかもかなりパワーが上がっているのに
すべてライダーのコントロール下における優れたコントロール特性に仕上がっている、
この状態で初期型用に販売している特性のマフラーを
装着するとどんな風に変化をするかを確認してみた。
全体的にさらにパワフルになる。
そしてパワフルながらライダーをホッとさせる
少しフラット気味のおおらかな走りになる。
これはMT-09を日本で走らせるのに結構いい方向だと思う、
しかし2000rpm付近からのパワーが強く出すぎてしまい
逆に神経質になってしまっている、乗りづらいんだ。
この2000rpmの特性を修正しながら、
更なる「気持ちイー!」特性を探求していこうかな。
SPTADAO開発チーム
★不思議と安心感満載★
そもそも発売された当初MT-09は軽くて、速くて、
暴力的なパワフルさ、
しかもめちゃ安い車両価格、
ハイコストパフォーマンスが売りの最高のマシンだって思っていた。
だけど、今回新型になって税込100万円を超える価格!
一体どうなるんだろうって勝手に心配してたんだ。
そんな折に当社営業担当の小川くんが
そのスペックと新しくなったルックスに惚れ込んで惜しげも無く
100万円を超えるお代を払って購入してくれたんだ。
さあこのコストパフォーマンスは初代MT-09を超えることができるのか?
なんてことを呟きながら乗ってみた・・・・・!
結果・・・・すっごくいい!
まず感じたことは、さらに豊かにパワフルになっているのに
不思議と安心感満載に仕上がっていることなんだ!
サスペンションの初期作動が格段に向上していて
小さなギャップから大きなギャップまで綺麗に吸収してくれている
これがまず安心感を生み出した変化のポイントだ。
そして何よりすごいのが出力特性の変化だ、
これが格段に向上しているクラッチミート直後の特性からして
既にライダーの意思と一緒にエンジンの回転、
パワーが上昇していく
とても上質なフィーリングになっていてすっごくいい、
基本的な特性はそんなに変わっていないのだが・・・・
そうだ、この感覚には覚えがるぞ・・・。
初期型のMT-09にPOWER BOX FULLを装着したあれだ!
まさにライダーを 気持ちイー! 状態にさせるあの感覚だ。
ということは、あれか、
今回のマシンにはマフラーの出る幕はないってことか?
SPTADAO開発チーム
★ライダーを “ホッ” とさせてくれる走りに変わるんだ★
TRACER乗りはやっぱり、旅に使うだろ・・・。
そうなるとそもそも何かが違うんだ・・・
ノーマルも悪くないよ、悪くない。
でも、どこかでMT09をひきずってて、どこか気が抜けないんだ。
だから、なんとなく億劫になって、
遠くに行く気になれなかったんだ・・・。
そこで、おれが何をしたか!
ある程度お気に入りのパワーラインが出たところで、
さらに気合いを入れて、15mm間隔で長さの違うエキゾーストパイプと
バイパスパイプの位置の違うエキゾーストパイプと
集合部の◯◯が違うエキゾーストパイプを
それぞれ特性の違ったパイプを数本ずつ用意して徹底的に乗り比べたんだ。
それも高速道路ではなく40Kmh~60Km/hまでの
一般道路を長距離にわたって乗込んだんだ。
その中で見えてきたものがある。
それは、TOPギアで
“2、000rpm” ここを中心にある独特の特性を作ってあげると
ライダーを “ホッ” とさせてくれる走りに変わるんだ。
この特性を見つけ出せた事が今回最大の収穫だ。
その後、根気良く続けて4,000rpm付近まで
この独特な特性を持続する事が出来たので
これでこのTRACERのマフラーは完成だ!
この特性のおかげで長旅も苦痛でなくなったし、
渋滞ですら苦ではなくなったこれは凄い事だ。
えっ?4,000rpm以上はどうなっているかって?
それはもう一瞬にトップエンドに叩き込む元気なパワーだ。
だけど、いつでもライダーのコントロール下における
きれいに調教された出力特性なんだ。
これがまたここ一発って時に気持ちイーぞ。
販売が始まったらまたどこかのライドオンキャンペーンで試乗してみると良いよ。
忠
スペシャルパーツ忠男(SP 忠男)| オートバイ・バイク・二輪車、オリジナルマフラー公式サイト
オートバイのオリジナルマフラーを中心にバイク・二輪車のスペシャルパーツを開発しお届けします。
”気持ちイー!”で世界中のライダーを愉快にさせるために。
MT-09、MT-07、YZF-R25、XSR900などの交換用マフラーを取り揃えています。
オートバイ、バイクのマフラーの交換、カスタムチューニングはお任せください。