忠さんが陣頭指揮をとってマフラーを開発していく実際のストーリー｜マフラー開発奮闘記

★凄いぞこんなマフラー初めだ！★

うわ～凄いなこれ！
今回の試作バージョンで強く感じるのは
低速域は単気筒独特のトルクフルな力強い加速感強調されてさらに軽快
そして、中速からはまるで二気筒のようなスムーズでパワフルな伸び。
なんだこのマシンは。
凄いぞこんなマフラー初めだ！
よくこんなに気持ちイーマフラーが作れたな。感心するぜ！
で、今回はオーバルだけか？
メガホンは無いのか？

忠

★あと少し、あと少しなんだ。★

かなりいい線いっている！
あとすこし、あと少しなんだ。
boxのサイズはほぼ決まった
あとはどこの位置からバイパスパイプを取り出すかで性能が変化するんだ
あと少し、あと少しなんだ。

忠

★もっと高回転が伸びるような気がする。★

すっごくいい！　
低速域のパワーをそのままに　
特に7,000rpm付近に感じていたパワーの淀みを
奇麗にクリアーにしてくれている。
低いギアでガンガン回転を上げて走っていたら
何度もレブリミッターに入れてしまったほど気落ち良く伸びて行く
これはいい！
これは良いぞ！　
普通だったらこれで完成だけど、
なんだかもっと高回転が伸びるような気がする。
せっかくだから、少しトライをしてくれよ。

忠

★こんなマフラーを作ってきたよ！　★

前回の試作は、とてもダルな性格のマフラーだったので
『少し低速域のパワーを落としてくれないか』って
開発の担当者に言ったら、なんと、生意気に

『低速を落すより高速を引出した方が気持ちイーマフラーになるんじゃないですか？』
だって

『出来るものならやってみろ！』って言ってやったんだ
そうしたら、こんなマフラーを作ってきたよ！　
よくよく聞いたら、音量の方にまだまだ余裕があったんで
サイレンサーの口径を大きくし高速域を稼ぎだしたんだって。

さあ性能の方は・・・

忠

★フラットになりすぎて、だるいんだ。★

シャーシダイナモ（出力特性測定機）でパワーラインにすっごい変化を
引出すことができたって言うんで嬉しくなって乗りにきた！
この小さな車体に大きなパワー
さあ、どうなるか楽しみだ乗ってみるか・・・・。

そうなんだよ。そんなに簡単には行かないんだよ。
たしかにパワーラインには大きな変化があった。
でも、乗ったら全然だ。
極低速域でパワーを引きだしすぎているから
3,000~4,000rpmのラインがフラットになりすぎて、だるいんだ。
ノーマルの清々しさが全くなくなってしまった。　
だめだこりゃ。

忠

★速く走れるようにならないかなぁ～。★

イメージはだいたいこんな感じだ。
ある程度、高速域のパンチを出すために
マフラーの全長を短めに設定した。
これによる低中速の落ち込みをサブチャンバーのbox構造で補って
最高のパワーラインを引出そうって言う魂胆だ。
速く走れるようにならないかなぁ～。

忠

★絶妙なバランスで仕上がっていて、良く出来ていると思うぜ。★

いやぁ、本当に楽しいよ。
R25ほどは速くないけど、
やっぱり、小さくって、軽くって
絶妙なバランスで仕上がっていて、良く出来ていると思うぜ。
これはやっぱり4,000rpmくらいから、グイグイパワーを引きだして
おもいっきりバランスを崩しておいて整えて行く。
こんな感じだな！

元々、完璧なバランスで組み上げられたマシンは、
いつもこんな感じで開発をして行くんだ。
まぁ、楽しみにしておいてくれよな。

忠

★思わず買っちゃうね。★

仲間が、Ninja 250SL　を買ったんだ　
そうしたら、めちゃくちゃ軽くて速くって
走りがめっぽう『気持ちイー！』って言うんだ。
思わず買っちゃったね。

忠

★この快感を味わって欲しいな。★

今日も一日、朝からず～っと乗ってたけど
やっぱりこのマシンとこのマフラーの組合わせは、すっごいな！
このマフラーはninja400を新たな領域に　はこんでくれるぜ。
機会があったら絶対に乗ってこの快感を味わって欲しいな。
ヤミツキになるぜ。

忠

★『男Kawasaki』って感じの力強さなんだ！★

なんだかすっごくいいマフラーに仕上がったぜ！！
650だって言われたら何の違和感も感じずに乗れるそんな感覚だ。
若干オーバーかな。
それでもノーマルとは全然違うんだ。
まさにそのパワー感は『男Kawasaki』って感じの力強さなんだ！
俺の思った通り100％の仕上がりだ。
決して、ピーキーではないゆとりのパワーだ。
本当に良くここまで仕上げてくれたぜ。
今月の終わりには販売開始出来るように
急ピッチで進めているから期待してくれよな！

忠