VERSYS-X 250 ABS編 其の伍
- 投稿日時:2018年10月12日
- カテゴリー:VERSYS-X 250 ABS
★7000rpm以上の高速域に気持ちよい伸び感を繋げていきたいんだ★
あれから毎日暗くなるまで
いじっては乗って、乗ってはいじってを繰り返し、ゆうに100回は超えている。
そしてその執念のせいか少しずつプラスの方向へ性能が変化してきているんだ。
途中でBOXをつけて位置を変えたり色々したが、
今回はあまりいい方向にはいかなかったんだ。
結局パイプの太さと長さ、バイパスパイプの太さや
バイパスする位置の組み合わせでなんとかここまで持ってきた。
3000rpmから6000rpmのあの感じがかなりパワフルになった。
結構ワイルドだ。
あとは6000rpmをさらに強化して7000rpm以上の高速域に
気持ちよい伸び感を繋げていきたいんだ。
VERSYS-Xが雄大なマシンに化ける、もう少しのような感じがするんだ。
SPTADAO 開発チーム
★もっと雄大で、パワフルな特性を引き出さなければ★
特性的にはNINJA250用PURESPORTマフラーのエキパイを基準に
開発の方向性が見えてきたものの、
NINJYA250の寸法的などのデータは一切共用できない。
なぜならば、NINJA250用PURE SPORTマフラーのエキパイは
エンジンの右側を通過するが
VERSYS-X250の車体には右側にエキパイを通す隙間がない。
必然的に左を通すようになるのだが
それだけで全然長さが変わってしまって性能もガタ落ちだった。
そこで今度はパイプの長さを一から見直し
エキゾーストパイプの太さと長さ、メインパイプの太さと長さ、
バイパスパイプの位置と太さ、集合部の形状容積などなど
徹底的に追求して、なんとかNINJA250用エキパイを凌ぐ性能は引き出すことができた。
しかし、決してこのアドベンチャーツアラーの特性に合っているとは言えない。
もっと雄大で、パワフルな特性を引き出さなければ
ベルシスのオーナーには喜んでもらえないだろう・・・。
SPTADAO 開発チーム
★いくら長くしてもスカスカ感が抜けないんだ★
いやあ、難しい。
セローは年々完成度が上がってきて
気持ちイー! 変化を引き出すのが本当に難しい。
少し変化を引き出すと
全てがマイナスの方向に変化してしまうんだ。
長さで基本特性を決めていく今までのセオリーが通用しない。
いくら長くしてもスカスカ感が抜けないんだ。
少し排圧が抜けすぎていて、
全体的にトルク感が低いように感じている。
これをなんとかするためにエキゾーストパイプの前半分を
ひとまわり細いパイプを使いようすを見ることに決めた・・・。
コストは格段にアップするし、
以前のセローでは全く通用しなかった設定だが
さあ新型ではどうなるかな。
忠
★高回転域の伸びを大きく失ってしまう★
今の所わかったことは以前の車両のPOWERBOXパイプと
同じ純正よりひとまわり太いエキゾーストパイプを使うと
一番欲しい速度域40Km~70Kmのあいだの加速感が
少しスカスカになってしまうこの感覚は嫌なんだ。
どんなに長さを長くしても状況は変わらない。
以前の車両ではこんなことはなかった。
この状況を変えるために膨張室(BOX)を付け
大きさを変えながら探っていくとを少しだけ
欲しい速度域のトルク感は上がるけど
それ以上に高回転域の伸びを大きく失ってしまう。
多分、28年排ガス規制に対応するために
ガソリンを思いっきり薄くして
絶妙なセッティングに仕上げてあるからなんだろうなぁ。
そうなると今回気持ちイー! 性能を引き出すのは難しいかもしれないな・・・
忠
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